ヨガジェネレーションスタッフが頬杖をついて斜め上を向いている様子

教えて解剖学!第一話「プリプリのお尻を手に入れたい」の巻

こんにちは!かめこです。
先日、3年以上内田先生を担当していたグッチとランチをしてきました!オハナスマイルを卒業したのはたった3ヶ月前のことですが、すご〜〜〜く久しぶりの気がしました。それもはず・・・・グッチは見違えるほど痩せていたのです!
元ヨガジェネレーションスタッフの笑顔 

「グッチ!めっちゃ痩せたね〜!」
 
グッチ
「でしょでしょ!内田先生から『肉と野菜は太らない』と教えてもらってから食事変えただけでみるみる痩せたんだよ!」
  
そう言うグッチは今「小尻」を目指しているのだとか。
 
グッチ
「お母さんがさ ぁ、僕のお尻が好きだったの(笑)なのに『あんたも歳とったのかしら。お尻がおじさんのお尻になっちゃったのね・・・昔はお尻ないのかってくらい小さいプリっとしたお尻だったのに』って勝手にがっかりしてるんだよ。悔しいからプリケツになってやろうと思って。」
 

「でもお尻ってどうやって小さくするんだろうね」

グッチ
「大丈夫!のりこ先生がプリケツにはこのアサナがいいよって教えてくれたのがあるんだ♪」
 

「なにそれ!教えて教えて!」
 

アナ骨名物「シコ」が効く

ヨガジェネレーションスタッフがシコのポーズをしている様子グッチ曰く、のりこ先生が卒業間際に教えてくれたのは「シコ」と呼ばれているアナトミック骨盤ヨガ®(以下アナ骨)の名物アサナの一つでした。これが一体なんでお尻に効くのでしょうか?
 
改めて思い出してみると、確かにアナ骨参加者の皆さまは「お尻がツる〜(汗)」「お尻が筋肉痛だわ・・」とおっしゃっていました。物は試しにとやってみると・・・疲れるのは太ももだけ。
 

「グッチ、シコしてみてもお尻がぷよぷよのままなんだけど。力が入っているきがしないの」
 
グッチ
「かめちゃん、そういえばこの間大阪でアナ骨参加してきたんでしょ!どうだった?」
 

「日頃の運動不足のせいか、とっても筋肉痛でございます(苦笑)」
 
グッチ
「それ、内田先生の狙い通りの場所が筋肉痛になってない?」


「あっ!言われてみれば!!」
 
元ヨガジェネレーションスタッフのドヤ顔

ドヤ顔のつもりみたいだが怖いだけなグッチ

グッチ
「内田先生のリードはアサナの形だけじゃないのだよ」

この時のグッチはめっちゃ先輩風吹かせてました(笑)
 

解剖学を活かすと狙い通りのリードになる

グッチが教えてくれたのは、シコの体勢をしているだけではなく、ちゃんとお尻に効かせる運動にすることが重要なのだとか。
 
グッチ
「詳しい筋肉の名前は忘れちゃったけど、お尻の筋肉の収縮がおきていないと、お尻に力がはいらなくてぷよぷよのままなんだよ」
 

「・・・・・ほうほう。」
 
グッチ
(これはきっとわかってないな(苦笑))
「かめちゃん、シコの体勢してみて」
 

「はいっ!」

シコの体勢になる私(お尻に手をあててみるとぷよぷよのまま)

グッチ
「ももが床と平行が完成形なんだけど・・。上半身をだらんとして、モモをちょっとだけお尻が下になるように膝曲げてみて」
 
ヨガジェネレーションスタッフがシコmのポーズからだらんの力を抜いている様子上半身をだらんとして膝を曲げる私。

グッチ
「お尻触りながらのほうがわかると思うけど、そこからまた上半身ピシッとももが床と平行まで戻してみて」
 

「んっ!!!!!??????」
 
なんとお尻に触れていた手が確かにムキっとなったのを感じたのです!


「グッチ!!!なんで!?お尻に力が入った!」
 

元ヨガジェネレーションスタッフのドヤ顔

ドヤ顔の正解がいまいちわかっていないグッチ

グッチ
「ふっふっふ。それは今わかりやすくお尻の収縮を誘導したのさ♪」


(すごいドヤ顔・・・・先輩風再び(笑))
 
グッチ
「これが内田先生が大事にしている誰にでも伝わるリードだよ。めっちゃ大事なんだよね。」
 

「え?なんで?」
 
グッチ
「ただシコしてみてっていわれただけだと、お尻に力が入らなかったでしょ?」


「うん。」
 
グッチ
「股関節の伸展運動にならなきゃいけないんだよね」
  

「伸展?(これなら私だってわかるわ!)シコの股関節は折れ曲がるようになってるから屈曲じゃないの?(どや!)」

ヨガジェネレーションスタッフがシコのポーズをしている様子グッチ
「あ〜そうそう。そうなんだけど・・・うん!”でもそれがミソなの!!シコはかめちゃんのいう通り股関節の屈曲なんだけど、それだとお尻はぷよぷよだからプリケツにならないよ。プリケツにするなら股関節屈曲位での伸展運動に誘導しなくちゃいけないの。見た目のアライメントは一つでも中で起きる運動は誘導次第だよ。
 

「・・・・・へ〜・・なるほどね〜・・・」
 
グッチ
(あ、絶対わかってない笑)こう言われてもわからないでしょ?だから膝ちょっと曲げてからまた元に戻してとっていうリードをさっきしたんだよ。内田先生とのりこ先生が教えてくれたことなんだけどね。


「これが解剖学を活かした誰にでも伝わるリードってことなんだね!」

ヨガインストラクターは一般の方を生徒にする機会が多い

グッチ
「オハナスマイルにいるとさ、ヨガに興味ある人が講座にきてくれるでしょ?だからある程度専門用語が通じると思うけど、RYT200を取得したら大手の通いやすいヨガスタジオでイントラデビューする人多そうじゃない?」


「うんうん。選択肢の一つとして考えている子は多いと思うよ」
 
グッチ
「僕もそうだったけど、初めて『ヨガしてみよう!』って始める人は当たり前だけどヨガは初心者だから、専門用語使われてもわからないと思うんだ。だから『〇〇アサナ〜』じゃわからなすぎてつまらないんよ。でも内田先生が勧めている誰にでも伝わるリードができれば、アサナの完成形がわからなくても正しいアライメントに誘導してあげられると思うから、とても大事だとおもうんだ。
特に一般の方を生徒さんにする機会が多いイントラデビューの人ほどね
 

「なるほどね〜。『このアライメントはどんな表現にしてあげようかな』ってあらかじめ考えておくといいね!」
 
グッチ
「そのためにはやっぱり解剖学が必要だと思うんだ」


「でもさ、伝え方だけ準備して置ければいい気もしてきた。解剖学がわからなくてもアサナごとに覚えて置ければいいよね?」
 
グッチ
「さっきのお尻に力が入るやり方はわかったじゃん?だからシコのアライメントは誘導できるようになるんだけど・・・・なんでなのかわかってないと意味ないというか全く応用できないままになっちゃうんじゃないかな?」
 

「・・・・そこをもう少し詳しく・・・」
 
グッチ
「内田先生がよくお寿司屋さんに例えてたよ♪」
 

マグロの詳細や、さばき方も握り方も知らない寿司職人はいない

内田先生
「マグロが赤身か白身かわからないお寿司屋さんにお寿司握ってもらいたいと思う?できることなら魚の知識があって、確かな技術があるお寿司屋さんが握ったお寿司が食べたいじゃん」
グッチ
「マグロの知識は暗記すればいいだけだけど、そもそもの魚の目利きやさばき方、握り方はなんでそうなのかがわかってないとできないプロのワザじゃない。ヨガも同じだよねって内田先生がよく言ってよ。」


「うんうん。確かにマグロが赤身か白身か、どこで獲れましたとか、生態とかは今の私でも調べれば話せるようになるけど、お寿司握っていわれたらできないもんね」
 
グッチ
「マグロは〇〇だから切り方はこう、シャリはこれくらいのバランス、握り方はこの力具合ってなぜ、そうしているのかを理解することが大事だよね。それがあると、アジになろうとフグになろうと応用できる技術があるってお話なの。」
 

「いわれてみれば・・・」
 
グッチ
「さっきのシコではお尻に力が入るのは股関節の伸展運動が必要。お尻の筋肉は股関節を伸展させる筋肉。筋肉が働くことは筋肉が収縮することということを理解しているからリードができたんだよ。」
 

「うん、感動した!でもそれで十分なんじゃなくて?」
 
グッチ
「例えば、かめちゃんが『プリプリお尻になろうのクラス』を開催したとして、それに満足してくれた生徒さんに突然『先生、今日はありがとうございます!おかげでお尻が筋肉痛です(笑)でも私、二の腕のほうが気になっていて・・・』って声かけられたらどう答える?」
 

「え〜・・・水をいれたペットボトルをバンザイの状態から肘の曲げ伸ばしかな。あれめっちゃ効果あるんだよ。」
 
グッチ
「それをヨガクラスに起き変えるとどんなアサナが同じ運動になると思う?


「・・・・・わけわかめ」
 
グッチ
解剖学を理解していると、こういう応用ができるってわけよ。お尻が二の腕に変わるだけ。二の腕が収縮する運動を探す。それはつまりヒジ関節が伸展する動きを探す、もしくは見た目は同じでも伸展運動を促すリードができたらいいと思わない?この間のアナ骨でやらなかった?内田先生名物のプランク〜チャトランガ〜プランク〜チャトランガ〜の繰り返し攻撃(笑)」
 

「あ〜あったかも!私は一回くらいしかできなかったけど(苦笑)」

グッチ
「そのチャトランガからプランクに戻る動きは二の腕の伸展運動だよ」
 

「へ〜〜〜。グッチなんでわかるの〜?」
 
グッチ
「内田先生の講座たくさん見せてもらえたからね。特にヨガ解剖学基礎編(通称:骨筋(ほねきん))はまさに屈曲と伸展っていう動きを理解して伝えられるようにしようがテーマなんだよ」
 

「グッチ、イントラでもないのにね(笑)」
 
グッチ
「ね(笑)でも、自分で運動するときも意識するようになってるよ。めっちゃ大切!」
 

「でも、なんでそんなにグッチは”イントラデビューの人ほど”大切だと思うの?」
 
グッチ
「だって、一般のヨガに興味がない方って、痩せたいとか筋肉つけたいとか、健康や運動の一つとしてヨガを始める人多いと思うんだよ。卒業してからヨガ知らない人とたくさん出会ったけど『いきなりヨガしませんか』だと全く心が動かないけど、『体幹鍛えるならヨガが有効ですよ』と言ってみると結構やってみようかなっていう人多いもん。僕がいまお尻小さくしたいというのと同じように、ある目的のためにヨガを選択肢の一つとして選ぶんじゃないかな。」
 

「なるほど〜。RYT200を取得したら、まずは友達や家族から練習する人がいるけど、その時、ただヨガやりましょうよりも『どんなクラスがいい?』ってヒアリングしてクラスを組み立ててあげられるってことか。それなら協力してもらいやすいね。」
 
グッチ
「きっとそのほうが、喜ばれるし、ヨガ続けてみようって思ってもらえるチャンスが高まると思うんだ。だから解剖学はヨガをするならとっても大事だとおもうんだよ。」
 

「その通りだね♪」
 

まとめ

グッチとのランチはあっという間に時間がきてしまいました。驚きなのはグッチは一週間に一度くらいヨガをする程度でヨガインストラクターでもありません。それなのにきっとグッチなら説得力のある、そして理解のしやすいアサナのリードができるんじゃないかなって思えたことです。
 
もちろん、体の変化だけがヨガの目的はありません。私が内田先生、のりこ先生の担当となって伝えたいことはヨガインストラクターには安全なヨガを提供する責任があるということ。そして担当グッチと話して感じるのはニーズに応えられる角度を増やすことです。本当にヨガを伝えたいのであれば、ヨガをヨガとして伝えるまでの信頼関係を築くのが先だとグッチは感じているそうです。
 
皆さんが伝えたいヨガと解剖学の関係性が浅かったとしても、解剖学に無頓着でいいことはイコールではありません。優先順位は人それぞれ。しかし「解剖学は必要ない」と感じているのであれば、無意識に問題のすり替えが起きてるかもしれません。
 
まだまだ大多数なヨガを知らない一般の方にヨガクラスを提供することに解剖学が有効であるのは、

  • わかりやすい体の変化のニーズが高い
  • 健康促進という社会貢献に一歩踏み込むことができる
  • 信頼関係を築きやすい
  • 「ヨガとは」を伝えるきっかけをたくさん作ることができる
  • 安全なヨガクラスの配慮ができる
  • 成長・変化が視覚化・数値化しやすくともに喜びを共有しやすい

簡単にあげるだけでもこれだけあります。

グッチがいう通り、私もヨガインストラクターの皆さまに解剖学の知識は必要だと感じます。ただ、解剖学は一生かけてもいいくらいの勉強量を必要とする学問だと内田先生からきいたことがあります。だから最低限ヨガに必要な知識と技術を内田先生が厳選してヨガ解剖学という形で講座を開催し始めたそうです。
 
解剖学は必要そうだけど、何からはじめたらいいのかな、って不安を抱えている方こそ、内田先生のヨガ解剖学基礎編にお越しください。事前の知識は必要はありません。たくさん間違えてOk。むしろそれが目的です。たくさん意見をだしあいながら、自分で考えることを重要視した講座の進行となっています。
 
最後に。
こんなブログを書くと「体作りがなんでヨガなの?」って声が聞こえてくるような気がします。もし、そんな疑問を感じている方がいましたらグッチが卒業前最後に書いたブログにぜひ目を通してみてください。
ヨガに関わることの初心を思い出させてくれます。
関連ブログ:シニアヨガ指導者の皆さまへ、ラミネートになった私(グッチ)から伝えたいこと

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