内田先生の担当をしています、グッチです。
ちょっと細かい、それも意地悪ばあさんのような細かいお話です。
で、とっても大事で「こういうことか~!」と実体験できたのでシェアさせて頂きます。
あることを調べていて、たまたまネットで見つけた上記の説明文。どのアサナの説明かわかりますか?
私が一番最初に頭に浮かんだのは、このアサナ。
そう、シャバアサナです。
「座位の一つで」と書いてありますが、「両足を伸展」という言い回しで股関節までまっすぐをイメージしてしまいました。
正解はこちら。
ダンダーサナです。「両足を伸展した状態で座る体位」ということですから、このアサナのことだろうなと納得できます。
ただ!
内田先生が講座の中で伝えているミスリードは、こうした勘違いが原因になると口を酸っぱくするほど伝えています。
専門用語は使わないのは伝わることを重視しているから
私が上記の説明文で勘違いしてしまった理由は「両足」という表現の範囲が曖昧な点です。おそらく一般的には「足を伸ばす」という表現は膝関節がまっすぐな状態をさすかと思います。それなら「膝をまっすぐ伸ばして」というリードで十分。大事なことは「間違いなく伝わる」ことです。
ヨガクラスに置き換えると、言葉だけでリードをするような環境(例えばシャバアサナのちょっと前に部屋を真っ暗にすることありますよね)の場合、説明文のように「両足」という曖昧な表現だときっとクラスの中で私と同じように意図せぬ動きをする生徒さんがいることでしょう。一度に説明が難しければ、まず座ってもらうこと、それから膝を伸ばしてもらうことに分けて説明してもいいでしょう。とにかく、クラスのみんなが「あれ?」とならないような丁寧なリードが大切です。
ヨガ解剖学基礎編で屈曲・伸展がでてくるワケ
「専門用語は使わない」のにヨガ解剖学講座基礎編には二つだけ、専門用語が出てきます。曲げる、伸ばすの意味を表す「屈曲」と「伸展」です。「この二つだけは我慢して覚えてね(笑)」と内田先生が申し訳なさそうにいう時がありますが、これは筋肉の運動を理解する本当に大事なことだからです。○○筋肉がどうとか、□□骨とか、△△関節症などの専門用語は本当に後回しでいいそうです。それよりも動きを観察すること、理解すること、どのような言い方であれば誤解なく伝わるのかを考えることのほうが大切です。
また「専門的な勉強をしなくていい」ということではありません。あくまでも順序として後回しでいいということ。それから、生徒さんに伝わることを優先し専門用語をひけらかすようなクラスでないほうがよいという点において「専門用語は使わない」としています。知っていて使わないことと、知らないから使えないことでがまるで意味が違いますから。
言葉の勘違いは結構起きていると思います。色々な先生のヨガクラスを受けてみると実体験にもなりますし、いい伝え方に出会えるかもしれませんね!
お読み頂きありがとうございます^^