生徒さんに笑顔で話しかける内田かつのり先生

「ヨガ指導者は医者ではない」骨盤セラピーで伝わった内田先生の想い 第三話前編(全四話)

こんにちは!
ヨガジェネレーションのグッチです。
内田先生が「骨盤は歪まない」というメッセージにどんな想いを込めているかを勝手に綴っている第三話です。ボリュームが溢れすぎて、第三話は前編後編にわけることになりました・・・まずは前編です。
 
今回は本題となる骨盤が歪む歪まない問題について。世の中には「骨盤の歪み矯正」というような「骨盤は歪むんだ・・・」と不安を抱かせ、「それが治せるんだ」と期待したくなる言葉がたくさん落ちています。その中で内田先生が真っ向から「歪まない」と言い続けている想いに触れてみたいと思います。

骨盤が開く閉じるの幻想

骨盤模型を使って説明している内田かつのり先生を多くの生徒さんが取り囲んでいる様子

「出産によって骨盤が歪んでいるといわれたことがあるが、歪まないという先生もいて、どちらが本当か知りたい。左右の骨盤の高さが違うような気がしている」
アンケート回答より

出産をきっかけに骨盤が歪むという情報は特に耳にしますが、皆さんはどう感じましたか?「なんだ、やっぱり骨盤は歪むのか」と思ったでしょうか?
産後の骨盤ベルトが定着しているように出産による変化があることはわかっています。しかしそれは出産時の話です。生活の中で大きく変化することとは分けて考えなければなりません。

ネットでは365日、季節によって骨盤が開いたり閉じたりしているというものもあります。「24時間の間でも変化しているから歪やすい」なんて記事もみたことがあります。果たして本当にそうなのでしょうか?その根拠はどこにあるのでしょうか?エビデンスがあるのでしょうか?

少なくとも、解剖学の専門家である内田先生、産婦人科医である高尾美穂先生はからこうした発言は一度もしたことがありません。むしろその逆、骨盤が開いたり閉じたりすることはないとはっきり伝えています。

「歪む」とは何が歪むのかを疑ってみよう

内田かつのり先生の骨盤セラピーの様子。骨盤模型を見ながら考察している生徒さん 「出産による骨盤の歪み」という指摘を受けて「歪んでいるのかどうか」がとても気になってしまいますが、一度考えてみてほしいのです。「歪むとは、何がどうなっている状態のことをさしているのか」ということを。整体やヨガ指導者はもちろん、医師から「骨盤が歪んでいる」と指摘があったら、「それってどういう状態のことですか?」と聞いてみてほしいのです。

内田先生は出産時には変化があること、産後の影響はレントゲンでみてわかるレベルの変化であることを踏まえた上で「歪まない」とおっしゃっています。
高尾先生も「女性の場合、出産のときに骨盤が開いて産後閉じる、というのは事実。」としてうえで、「歪まない」とおっしゃっています。

今回知っていてほしいのは、骨盤に変化があることを踏まえた上で「歪まない」と内田先生が伝え続けている点です。
世の中で「歪む」と言われているのは、何が「歪む」とされているのか、という点をしっかり確認してほしいのです。
 
「歪む」とは、いったい何がどうなっている状態なのでしょうか?
骨盤ってどのような構造になっているのでしょうか?

 

骨盤が身近なヨガ指導者から正しい情報を発信してほしい

内田かつのり先生の骨盤セラピーの様子。生徒さんの骨盤を触察している内田先生 「骨盤が歪まない」の真相を確認するには、解剖学の助けが必要です。
・・・とはいえ、普通は骨盤の構造なんて知らないですよね。そういう方がほとんどだと思います。だから「骨盤が歪む」という言葉で必要以上に不安を煽っている情報を信じてしまう方のほうが多いのは仕方がないのかもしれません。

しかし、こうしてこのブログとお読み頂いている皆さまをはじめ、ヨガ指導者の方は「骨盤」が一般の方に比べてとても身近なものとなっているはずです。そして指導者としての発信力があります。だからこそ、内田先生も産婦人科医の高尾先生もヨガ指導者には正しい知識を持ち、広げてほしいと望んでいるのです。

プロだからこそ表現の自由では許されない

骨盤の傾いているものとずれているもののイラスト内田先生が「骨盤は歪まない」を通して伝えたいのは解剖学の知識だけではありません。

「プロだからこそ、言葉のアヤとか表現の自由などで逃げてはいけない。正しく伝える責任がある

「歪む」と表現するのであれば、きちんと説明が出来なければいけません。なにがどうなっている状態を歪むと表現しているのか、情報を受け取った方が理解できなければいけません。

アンケートにある左右の高さの違いを例にしますと、骨盤が歪んでいるのではなく(歪まないですが)傾いているだけと考えるのはどうでしょうか?骨盤が前傾している、後傾している、左右に傾きがある、それならその通りに伝えるだけで十分です。わざわざ骨盤が歪んでいるなんて言葉は必要ありません。

カバンの斜め掛けしている画像斜め掛けの鞄(かばん)やスーパーの買い物袋、いつも同じ側になっていませんか?それだけで左右差がうまれるといいます。前傾後傾も人それぞれです。でも骨盤が傾いているのが先なのか、結果として骨盤が傾いているのかは・・・ちょっと専門的な知識が必要そうですよね。その原因はどこにあるのか?骨盤が歪んでいるのではなく、他に伝えてあげられるべきことがあるはずです。

正しく知って、正しく伝える。ヨガ指導者に届けたい「骨盤は歪まない」に込められた内田先生の願いです。

骨盤が歪む歪まないの真実は、ぜひ調べてみてください。骨盤セラピーという内田先生の講座があるのでお越し頂ければ嬉しいのですが、望ましいのは「歪む」ということに疑問を持って調べて頂くことです。
 
歪むという情報が多い中で歪まないというヨガ指導者に出会った皆さまは、「内田先生が言っていたから」ではなく、「果たして真実はどうなのか」という疑問を持って調べることで、鵜呑みにした情報ではなく、自分の勉強してきた結果として情報を発信できます。

ヨガ指導者という立場は体を扱うプロです。正しく知って正しく伝える責任があること、影響力がある存在だという自覚をもって行動してほしいという想いが「骨盤は歪まない」を含めてすべての講座に込められています。
 
前編はここまで。
後編はなぜこれほどまでに内田先生が「骨盤は歪まない」を力強く伝え続けているのか、に触れます。内田先生ご自身の経験が原動力となっていました。
第三話後編へ
参考記事:【 前編 】高尾先生!ヨガ界の「常識」、医学的にぶっちゃけどうですか?~高尾美穂先生インタビュー〜

「ヨガ解剖学を通じて伝えたい想い」
内田かつのり先生のヨガ解剖学6日間集中ティーチャーズトレーニング
ヨガ解剖学ティーチャーズトレーニング

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