こんにちは。さかたのりこです。
前回のブログの冒頭、ゆうさんには「食事制限はしない!」という条件を課したお話をさせていただきました。
昨今注目を集めるパーソナルトレーニングでも、糖質制限や、たんぱく質を大目に摂るものなど、さまざまな食事法が提案されています。
ただゆうさんが受講してくださったのは、同じパーソナルでも「ヨガ」です。
私はゆうさんに提供するパーソナル「ヨガ」の定義を2つ設定しました。
② ①が食事や生活習慣に対する意識を変え、それを習慣化するよう自然と脳に焼き付けていくこと
つまり、私がゆうさんに提供したのはあくまで①のみ。
ですが、どうもある日、②の変化のきっかけとなる気づきのようなものがあったのか?
というのが、今回のブログの内容となりそうです。
食事制限無しの喜びと不安
森下由美子です。
身体を動かすことが好きです。
食べることも大好きです!
トレーニングが始まる前のこと。
のりこ先生に「食事制限は無しだからね。」そう言われて心底ホッとしたのを覚えています。
もちろん「食べることが好きだから!食べれなくなるのは悲しい!制限無しで良かった!」そんな気持ちが1番でしたが、
1話でお話させていただいたように、当時の私は食事のコントロールが難しい状況でした。
空腹でもないのに時間が空くと物を口に入れたくなったり、気がついたら夜中に釜の飯を食べていたり。食べることで何かを解こうとしていたんだと思います。
本来は、食べることが大好きで楽しいはずの食事、そうなると「美味しい」とか「楽しい」とか、そう言う感覚はなくなってきます。「あ、また食べちゃった。」そんな気持ち。
そしてそれを自制することができないでいる不安やイライラの中、食事制限をきちんと守る自信はありませんでした。
またそれと矛盾して「食事制限無し」で私の身体が変化できるのか。
そんな不安が片隅に浮かんでいました。
今まで何度かボディシェイプにチャレンジしたことはありますが「食事制限無し」のチャレンジは初めて。
「食べて痩せる」そんな夢見たいな話あるのかな。
運動に関しては、どんなメニューでもこなしてみせる!!!
それくらいの気持ちでいましたが、食事のこととなると急に自信がなくなる私です。
摂取カロリーが低いと太る
私の不安を察してくださったのか、のりこ先生から
「ゆうさんの食事を写真に撮って送ってくれたらバランス見るよ。飾らないいつも通りの食事の写真を送ってね。」と提案してくださったので送らせていただくことにしました。
が!
いつも通りの写真って(焦)
ヨガの先生って野菜中心とかお肉を食べないとか朝はスムージーおやつはアーモンドとか(笑)そんなイメージありませんか。それに比べて私の食事は炭水化物の割合がとにかく多くて、脂質と飽和脂肪酸はオーバー!
ビタミン類はほぼ不足という散々な内容でした。
パーソナルトレーニングとかダイエットとか以前の問題です。
栄養バランス悪すぎ。
このままだったら病気になりそうな内容。
ただ、摂取カロリーはそれほど多くありませんでした。
良かったーと安心した私に
「ゆうさん、摂取カロリーが低すぎると太るよ!」
えー!?
「なんでだ?」の質問に
「・・・。」
消費カロリーより摂取カロリーが低ければ低いほど痩せるんじゃないの?
単純な引き算だったはず。
基礎代謝の高い身体
トレーニングと食事について教えていただきました。
私のこれからの生活にも大切なことだったので、自分なりにも調べてみました。
まず、運動をせずに過ごした1日の消費カロリー、つまり生きていくために使ったカロリーの量。これは摂取カロリーとイコールになっていないといけません。
それが私のように摂取カロリーの方が下回った場合、身体は足りない分を筋肉を分解することで補います。
「筋肉を分解」絶対に困ります!筋肉増やしたいのに。
でももしこの状況が続いたら、筋肉を分解してエネルギーに変え続け、筋肉量がどんどん減っていって基礎代謝が減っていきます。
これが、このトレーニングの「食事制限無し」の理由です。
食事制限をして、痩せて喜んでも、基礎代謝が減った身体で食べる量を戻したら・・・怖いですね。
ダイエットしなきゃ良かったって結果になります。
「食べて痩せる」は「食べなきゃ痩せない」いや「食べなきゃ絞れないっっっ!!!」
基礎代謝を上げるって大変なことです。
食べ方と体型
では、何をどのように食べますか。
私の大好物、明治のStrawberry CHOCOLATE。
1箱26枚入り。1枚約30kcalです。
私の場合、生きていくために使っているカロリーがだいたい1700kcalくらいだったので
2箱食べてカフェオレ3杯飲めばクリアです・・・じゃいけないのはわかります。
が、今回のトレーニング中は本当に「食事制限無し」で。
だから、バランスが大事だなー。ちょっと意識するならタンパク質多めかなー。
程度、気をつけて過ごしました。
「トレーニング中だから」「トレーニングが終わったから」と食事を変えては身体をキープできませんものね。
食事を意識するようになって、食べ方と体型に繋がりがあることにも気が付きました。
食事制限無しなので、毎週練習の帰りには練習仲間とランチにドーナツ屋さんかカフェへ寄っていました。
毎週一緒にランチに行ってる練習仲間に、ドーナツ食べるのに!お酒も毎日呑むのに!とても細い方がいます。
(生まれつき細い人は良いなぁ。)
そんな風に思っていましたが、よーく観察するとそれだけでもなさそうなんです。
(そういえば細い人って何食べてるんだろう。)
そんな風に思ったある日のランチタイム、彼女と同じものを注文してみました。
ホットドックのプレート。
フライドポテトとサラダがのっています。
どちらかといえばカロリー高めのランチプレート。
(やっぱり生まれつきか。)
そんな思いでフライドポテトを頬張る私の目の前で、彼女が最初に手をつけたのは、サラダ。
ちょっと前にのりこ先生が「同じ食べるでも野菜から食べると良いよ。」とアドバイスしてくれていたことを思い出しました。何にも考えずにいると私はまずポテトから口にします。
ここの差なのかもしれない。
それから、あるドーナツ屋さんでのこと。
どちらが彼女のトレーでどちらが私のトレーがわかりますか。
赤いカップのブラックコーヒーを飲んでいるのが彼女。
黄色いカップでカフェオレを飲んでいるのが私。
こんなちょっとの差なんです。
食べ終わった後もこの違い。
この差です。
小さな習慣が大きな差になるんですね。
トレーニングと同じ。
当たり前のことかもしれませんが、このことに身をもって気づけたことは私にとって大きな一歩でした。
どんなにどんなに高い山でも、一歩一歩足を前に運び続ければ必ず頂上にたどり着く。
何かにチャレンジする時いつもそんな風に思っています。
今回私が目指しているその場所は、今の自分から見たらとても高いところ。
でも、一歩が重なればきっと目指す場所に到達できる。
止まらなければいつか着くし、止まれば絶対に到着しない!
だから絶対に止まりたくありません!
トレーニングも食事も小さな習慣を重ね続けていこうと思います。
このトレーニングを通して、自分のベースが変わるような気がしています。
変わりたい!変われるかも!
そう思った幕開けの感覚が小さく形を作り始めました。
泣き虫ゆう