骨盤のイラスト

骨盤は歪まない。落ち着いて考えてみたら、歪んでいては大変な理由がみえてくる

こんにちは!
ヨガジェネレーションのグッチです。
 
ヨガ解剖学、そして内田かつのり先生をご存じの方なら、知っているであろう「骨盤は歪まない」という強いメッセージ。内田先生がず~~~~~っと言い続けてきています。様々な情報が入り混じる中「骨盤が歪む」という表現や、その改善に役立つヨガメソッドもちらほらみかけることがありますが、「骨盤は歪まない」と断固言い切る姿勢を貫いてきた内田先生。
 
私は解剖学は全くわかりませんが、内田先生の講座にお邪魔する中で、解剖学がわからなくても、骨盤がそうやすやすと歪んでいられては困ることがわかりました。その理由と「歪む、歪まない」の陥りやすい落とし穴について考えてみました。
 

上半身を支える骨盤が歪んでいては困る!

骨盤ってどんな役割をしているのでしょうか?解剖学的な説明はいったん置いておきます。なぜなら、クラスにくる生徒さんの多くは、私と同じように解剖学の知識がないと思うからです。生徒さんが納得できる”伝わる”説明がまずできればよいと思います。
 
骨盤は上半身を支える役割をしている、上半身と下半身をつないでいる、そのように考えてみるとどうでしょうか?解剖学を全く知らない私でも、「しっかりと安定しているべきだ」と感じるのです。
 
「出産のときに骨盤がひらく」という情報がありますが、出産時の変化もレントゲンでみてわかる程度の変化だと内田先生はおっしゃっています。
 
「骨盤が歪んでいては困る」という視点でいれば、骨盤は歪まないという事実にすぐにうなずけるはず。そこで、問題となってくるのは「歪む」という表現がなぜこんなにも浸透しているのでしょうか?

プロなら正確に伝えるべき。歪むで不安をあおるべからず

猫背の人の骨盤はどうなるでしょうか?前方へ頭がもたげた上半身とのバランスをとるため、骨盤は後ろに倒れておなかがポッコリでるようなそんな姿勢になります。これは骨盤が歪んでいるといえるでしょうか?いいえ、「骨盤が後ろに傾いてる」が正確な伝わり方です。
 
腰の位置が左右違うな~と感じたことはありませんか?鞄(カバン)をいつも同じ側で持っているとか、歩く癖とか、原因はさまざまあるようですが、それは骨盤が歪んでいるのが原因でしょうか?いいえ、「骨盤が左右に傾いている」というのは正確な伝わり方です。
  
この例文であれば、「何をそんなわかりきったこと・・」とおもうかもしれませんが、「骨盤が歪む」の多くはこうした歪んでいない状態の伝え方の問題である、ということが内田先生の講座にお邪魔してみるとよくわかります。春夏秋冬、時間によって開いて閉じてを繰り返しているという情報もあるようですが、医学的な根拠はまるでないそうです。
 
ヨガ指導者という立場は、経験の長短にかかわらず「先生」と呼ばれる立場にあり、発言に影響力が伴います。ですからぜひ、今一度情報をうのみにせず「果たして本当のところは?」と疑問を持ち調べてみることや、生徒さんに曖昧な表現ではなく正確に伝えることを心掛けてみてはいかがでしょうか?
 

歪まないがわかった先に、何ができる?

内田先生の「骨盤セラピー」では、冒頭でしっかりと「骨盤は歪まない」事実を共有します。そのうえで、改めて骨盤周りの正しい理解、知識を学び、骨盤とヨガの関わりを掘り下げます。
 
気なる方はぜひ、骨盤セラピーに遊びにきてくださいね!
 
骨盤模型が背中においてある

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