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加藤 真理子さんの場合(『ヨガ解剖学ティーチャーズトレーニング』卒業)

講座に参加された感想を教えてください!


理屈を知り、自分の体の中を想像できるようになるだけで、
ここまでアーサナが快適になるとは本当にびっくりしました。

昨年の『アナトミック骨盤ヨガ』指導者養成講座を受講して以来、
内田先生のクラスに継続して参加することで、どうやったら怪我をせずに
アーサナが深められるか、いい練習ができるかを学び、体感してきましたが、
「なぜ」そうしなければいけないのか、ということを知りたい、
また人に説明できるようになりたいと思い、
この6日間集中ヨガ解剖学ティーチャーズトレーニングを受講しました。

この講座の中で印象的だった出来事が2つあります。

1つ目は、1日目の背骨についての講座です。
グループに分かれて骨の一つ一つをじっくり観察し、特徴を話し合う。
そしてアーサナを取るときに、どうしたらその背骨の形を活かせるか、
安全かをまた話し合う。

1日目はほとんどの時間を背骨に費やしたのではないでしょうか。
そして翌朝、時間をかけて観察した背骨の形と特徴を感じながら
後屈(ブリッジ)の練習をした時のこと。
胸がとても気持ちよく開き、今までよりも格段に深い
爽快なアーサナが取れたのです。

後屈をするときのやり方は普段のクラスでも既に教わっていて、
十分出来ているつもりにはなっていたけれど、理屈を知り、
自分の体の中を想像できるようになるだけで、ここまでアーサナが
快適になるとは本当にびっくりしました。

2つ目は座位のねじりのアーサナ(アルダマッチェンドラアーサナ)
の分析をしたときです。

ある受講生が背中で両手が組めないことを内田先生に相談したところ、
先生の魔法のようなアジャストで楽々と手が組めるようになり、周りからは歓声が。

そして手を組めたご本人はその瞬間に少女のような顔をされていて、
その表情を見て私自身もとても暖かい気持ちになったことが今でも忘れられません。

解剖学を学ぶ前の自分だったら「内田先生はすごいな」
で終わっていたかもしれませんが、その時の私は恐れ多くも
「私もあんな笑顔を引き出せるアジャストをしてみたい」
と思ってしまいました。

でもそんな魔法のように見えるアジャストも、6日間で習ったヨガ解剖学の
知識を正しく活用できれば、自分にもきっとできるのではないかと思うのです。

多くの時間をグループワークによる観察・考察・アウトプットに費やし、
決して先生からの一方的な講義では終わらせないこの講座は、
常に自分の頭で考えること、仲間と考えることを求められ、
もしかしたらそれをつらいと思う人も?いるかもしれません。

しかし直ぐに答えを求めるのではなく、遠回りでも考えて、
体験して、また考えて、消化して、自分の力にしていく。
それはヨガ解剖学に限らず、ヨガの学びそのものだと思います。

知識を深めることに限りはありません。
この6日間の講座を入口にして今後もヨガ解剖学を深め、
たくさんの感動に出会えることがとても楽しみです。

加藤 真理子

加藤 真理子さんにご参加いただいた講座はこちら
内田かつのり先生が骨模型を両手で持っている。6日間ティーチャーズトレーニングが2017年6月開催

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