内田ミーティングの様子

【内田かつのり×さかたのりこ×ヨガジェネスタッフが贈る内田ミーティングvol.2】一緒に神輿を担ぎたくなる人。一緒に仕事をしたい人ってどんな人?

前回の「プロとして、ヨガイントラは頑張らなくてもいいのか?」に続く、内田ミーティング第2弾。「ヨガを仕事にしていく上で、誰と出会うかが大事」という内田先生のお話がありましたが、そもそも、神輿を一緒に担ぎたいと思う人は一体どういう人なのでしょうか。

頑張っている過程を見てる。汗をちゃんと見てくれる人


のりこ先生:内田先生のアナ骨と私のアナ骨の違う点をわたしが語るとすれば、アライメントは私のほうが絶対厳しいの。多分100倍厳しいと思うの。でもね、内田先生は頑張ってるんだから、いいじゃないかって言う人なの。

べー:なるほど

のりこ先生:私1回先生に怒られたことがあって。アナ骨ワークショップだったと思うんだけど、ヨガジェネのか誰かが写真を撮って記事にしてくれたんだけど、その載せられた人のアライメントがめちゃくちゃだったの。私、内田先生もいる前で「こんなん載せたら、アナ骨を勘違いされちゃうよ。駄目だよ、こんなん載せちゃ。」って言ったら先生が「僕そこ見てないんだよね」って言うの。

べー:うんうん。

のりこ先生:「あんたにはこの子がどんだけ必死で丁寧にいい呼吸しながら動いてたか知らないでしょ?」僕はそこを見てる。で、「僕はそこを求めてるのさって。あなたもそれを見れないとダメだよ」って言われて。で、私はそれ言われたときに「くそー」って思ったわけよ。昔は、アナ骨、アライメント散々やったじゃないかって思ったの。(笑)だけど、あの例えば内田先生と私が一緒に仕事していたらもちろん失敗してしまうこともあるのね。結果が出せないとかね。だけど、その時、先生は「いいよ、のりちゃん。散々頑張ったじゃないか。」って、やっぱり言ってくれる。頑張ってるんだからしょうがないよって、私もその言葉に甘んじてるの。

べー:結果じゃなくて過程をみてくれるってことですね。

のりこ先生:そうそう!内田先生は結果じゃなくて頑張ってるかどうかをすごく見てる。だから、かつぎたくなる人はそこ。結果を出す人じゃなくて。私は今でも、アシスタントやるなら、今までどんな結果出してきたんだろ、こいつって思うことはあったり。(笑)でも、先生はそうじゃないの。どれだけの熱量を示したかって。頑張るが一番。基準、頑張る。だからこんだけ熱く語ってるの。

べー:なるほど。

アライメントの向こう側。その先に見たい世界がある

打合せでお話する内田かつのり先生
内田先生:アライメントで見たら、俺、タダアーサナでクラス終わるよって言うの。そこを本当に基準値にするなら、タダアーサナだから動かせないよ(笑)

のりこ先生:私はそういうヨガが好きなの。だけど先生は結果的に一番がそこかって言うと、絶対そうじゃない

内田先生:だってさ。「ヨガ行くよ」って来ている人も、いくらなんでも、ずっと2時間立たせられてみてよ…動きたいでしょ。

べー:たしかに。(笑)

内田先生:成長していくにはね、やっぱり多少アライメントが崩れても、その向こう側を見たい瞬間があるのよ。みんなも。自律神経系な話も含めてね。だったら「多少怪我しないところで、やればいいじゃない?」って思う。もし、そこを気にしたいなら、逆にのりちゃんのクラスに行けばいいじゃないって俺は思うしね。俺はそこだけにやっちゃうと先進まなくなっちゃうと思ってる。いろんな人がいていいじゃないかな。

べー:うんうん。

内田先生:僕はアナ骨やってて、ゆうちゃん(水曜夜のレギュラーレッスンを担当)とかもそう。あの子みたいに、うめき声出しながらやってるのを見ると、あー素敵な目をしてるなと思うんだよ。この子が上に行きたいという思いがあって、ちょっと僕らが力を貸すことによって、加速度がつくならば、じゃあちょっと力を貸すよって思うんだ。

べー:そうですね。

内田先生:でも、かつごうかと言った瞬間に「準備ができてません」だったら、これは時間かかちゃうでしょうって。準備期間には頑張らないとダメだよねって思う。

のりこ先生:もちろん、筋肉の組織の変化・筋断面積の増加とかそうゆうところでは頑張らないと増えない。そういう現実問題ではなくて、今は感情論で話してるんだけどね。

べー:そうですよね。

実は体はまだ頑張れる!?心と体は一致していない!?

打合せでお話するさかたのりこ先生
のりこ先生:あとね、ヨガをする上で、私はお客さんにいつも言ってるんですけど、運動強度を測るものにいろいろあるのね。心拍数で運動強度を測るものとメッツって言って、どれだけその運動に酸素の量が必要かって言う運動強度を測るものがあってね。

べー:どれだけ酸素が必要か?

のりこ先生:そう。あとね、もっと心理的にボルグスケールって言うのがあるの。本当に心理的な。

べー:「心理的な頑張る」の運動強度を測るものですか?

のりこ先生:そうなの。さっき言った心拍数が低い運動すると脂肪が燃焼しやすい。ちょっと強度があがってくると持久力を鍛えられてくる。でも高いと本当に筋トレ、筋肉を育てる。だから自分の目的によって、どの心拍数で運動するかっていうのを決めるんだけど。例えば、マラソン選手はずっと走ってないといけないから、なるべく糖質を分解せずに脂肪をエネルギーにするのね、だから結構、運動強度低いところで運動したりするの。

ボルグスケールには
・楽
・やや楽
・ややきつい
・きつい
・かなりきつい
・もうだめだ

って分かれてる。私、たまに生徒さんに実験するの。あるポーズを4分間してもらう。

べー・か:ながっ。(笑)

のりこ先生:「ダメだと思ったら、ほどいてください。」ってね。その時の心拍数を測ってもらう。もし、4分耐えれた人は4分たったあと、15秒くらいおいてから心拍数を測ってもらうんだけど。ポーズをほどいた人に「その時の感情はどうでしたか?」って聞くと大抵「もうダメだから、ほどいてる」って言うのね。だけど、意外と心拍数はまだいけるところにいるの。意外と心理面で引きづられて、ポーズの効果を得られない人っているの。だから、「あなたがもしも持久力を鍛えていきたければ、きついとかもうだめだとか感情に捉われるな!」って言うのね。

べー:なるほど

のりこ先生:ただ、これ例えば、脂肪燃焼をしたいのに持久力鍛錬ゾーンにいる人がいるとする。これって、ヨガから抜け出して、マットの外に出た時に、頑張ってるんだけど、夢中で楽しいっていう人いるでしょ。本人は頑張ってるつもりもない、仕事が楽しくて仕方がないっていう状態。

べー:自分では頑張りすぎている感覚がないときってことですよね。

のりこ先生:そう。それと同じで、頑張ってるその気持ちはいいんだけど、狙いたいとこが脂肪燃焼ゾーンならば、ここに居てください。本当にヨガを始めたばかりの人や、シニアの方はこっち基準にしてあげた方がいい場合がある。

自分に必要な「頑張る」を知ること

内田先生とのりこ先生は決して、体を壊すほど頑張れと言っているわけではありません。必要な努力がある、その努力の仕方も正しい努力をしなさい、ということをお話してくれています。

こんなお2人だから、私も頑張らなければ、と思います。「一緒に神輿をかつぐ」というのはこういうことですよね。担当として、ヨガジェネレーションとして、私もちゃんとこの2人の頑張りに応えられる人間でなければならない。きっとプロとして、生徒さんの前に立って頂いて間違いのない先生だから。

皆さんが、これからヨガの先生として「プロ」を目指すなら、会って頂きたい先生たちです。

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