内田先生、のりこ先生、ヨガジェネレーションスタッフのミーティング風景

【内田かつのり×さかたのりこ×ヨガジェネスタッフが贈る内田ミーティングvol.1】プロとして、ヨガイントラは頑張らなくてもいいのか?

こんにちは、ヨガジェネレーションのべーです。内田先生の担当をし始めてはや、半年。(早すぎてびっくりしているのですが)私は、内田先生のプロ意識の高さがすごく好きです。いつもアシスタントをされているさかたのりこ先生についても同様。

例えば、間違った解釈をされやすい「頑張らなくていいですよ」「無理しなくていいですよ」という言葉。実は私、ヨガ業界に入ってまだ3年目。つまり、大してこの業界のことを知らないわけです。

なので「頑張らなくていい」「無理しなくていい」っていう言葉を「ん?そこで使うの?」ということが度々あったので、違和感だったのですが、初めて、シニアヨガ指導者養成講座の講座に潜入した際、内田先生がおっしゃっていたんですよね。

「無理してもらいますよ」

なので、この2人に聞いてみようと思いました。「ヨガの先生として、頑張る必要はないのか?」。鋭く切り込まれましたが、2人とも、記事にしてもいいということでしたので、ヨガ解剖学アカデミーの皆さんにしか話せない(笑)内容かもしれませんが、皆さん、お楽しみくださいませ。

プロであるために。ヨガイントラも頑張らなければならない!

内田先生がグッチさんとのりこママのラミネートを持って講義をしている様子
べー:私、内田先生のシニアヨガのティーチャートレーニングに入らせてもらったときに思ったんですが、「頑張る、無理する」ことがなかったら、のりこ先生のお母さんって今の元気な姿にはならなかったと思うんですけど…。先生にとって、そもそも頑張るの定義って何なのでしょう?

内田先生:頑張るの定義…そうね。まずね、違和感があるの。ヨガの方の頑張らなくていいは無理しないでありのままでいいっていうやつね。あのね、すべて勘違いしてると思うよ。じゃ、「頑張らなくていいけど頑張らないあなたにどれだけの価値があるの?」って一回聞いてみたらいい。

べー:先生!!(笑)書けないー!

内田先生:いやいや、本当に。ありのままでいいって言うけど、「ありのままのあなたに社会的価値がどれだけあるの?」って話なんだよ。

かめこ:厳しいー(笑)

内田先生:でもそうゆうことでしょ??そこをまず考えようよ。って言う話なんだよね。

べー;本当にそうだと思います。

内田先生:じゃあ、そこを逆に肯定するなら、例えばオペをしている医者が「疲れた、もう頑張らない。」と言い出したとしよう。それが自分の家族だったらどうする?そこで何かマイナス方向に時に走っても医者を責めないのかな?って話。プロが頑張らないっていうのは、職業放棄に近いんだよね。

べー:本当に気持ちいいです。でもその通りですよね。(笑)

のりこ先生:書いてもらっていいよね?先生。

内田先生:俺は別にいいよ。

のりこ先生:インストラクターってヨガのプロなんだから、プロって立場ならお客さんと圧倒的な差がなきゃいけないって思う。

べー:うんうん

のりこ先生:そこはいくらヨガの世界でも頑張んなきゃいけないよね。

さかたのりこ、初のアナトミック骨盤ヨガ®秘話

のりこ先生のアナトミック骨盤ヨガワークショップに出られている様子
のりこ先生:私は、一番最初にアナヨガ(内田先生がオハナスマイルヨガスタジオで行っていたレギュラーレッスン)を受けに行ったときに、ものすごくきつかったのよ。私、ほんとうに動けない人で、それこそ頑張らなくいいヨガで育ってた人だったの。

べー&かめこ:嘘でしょう!!

のりこ先生:本当だよ。先生は当時の私を二度と来なくなる人って思ってたって。

べー&かめこ:へー!!

のりこ先生:もうマットを一生懸命拭いちゃう人だったから(笑)

内田先生:アピールだよね。(笑)汗で滑るからできないんですよって。

のりこ先生:そうそう。初めて受けに行ったときは、Tシャツにジャージだったしね。そしたら、先生のクラスに本当にOLさんが何人も普通に受けていて、

べー:へー

のりこ先生:しかも、私が好きで受けにいったのではなく、友達に誘われて行ったの。それが先生との初めての出会いっだったんだけど、私その時に自分のスタジオを立ち上げる準備をしてた時だったのね。で、この人たちが私の所に来ちゃったらヤバイじゃんって思って。だって、私一応プロ。この人たちOLさん。なのに、立ち位置が変わらない。「いかなる職業でもプロはちゃんとしていないといけないでしょ。」って内田先生も常日頃言ってる通り。だから私も通いまくったの。

べー:なるほど

のりこ先生:そして、いつしかこの人たちにはキャプテンて呼ばれるようになりました。(笑)

べー:すごい!

内田先生:そうだね。彼女は無口だからさ、気が付いたら今日もいるの。声かけてもそのうち来ないだろうな。みたいな。だからそこは彼女すごく頑張ったの、本当に。頑張らなかったらないよね。

のりこ先生:ないよ。死ぬほど頑張ったもん。

べー:そんなエピソードがあったんだ。

頑張らなくていいよは、頑張った先にあるもの

内田先生とのりこ先生がお話している様子
内田先生:頑張らないの言いたいことはすごくわかるのよ。あいだみつをさんとかね。だけど、例えば吉田拓郎さんいるでしょう?あの人も自分が鬱病になってから、「もうがんばらなくていいですか」って歌を作ったの。だけど、若い時、想像つかないくらい頑張り方してるし、おそらくあいだみつをさんも、本人は葛藤に葛藤を重ねてそこに辿り着いたときに、「じゃあ、少し頑張るのをやめようかな」って言ったんだよ。初めから何も頑張ってない状況で、そこだけ抜き取って話してしまうのは違うよね。

のりこ先生:本当にそうだと思う。

内田先生:あと、そこに居心地の良さを覚えてしまって、周りが頑張りだすと「何頑張っちゃってんの」って頑張ってる人間の足を引っ張るのは違うなって思うんだよ。アーサナとかそんなに練習しちゃって何がいいの?とか、疲れちゃうよっていう人。

全員:わかるわかる。

内田先生:それは、絶対頑張ったことがない人なんじゃないかな。だって。べーちゃんが入ってジェネ1日目でね、頑張らなくていいと思ったからって、いきなり午後出社します、ってなったら、それ認めらるの??

べー:認められないですね。うちは頑張らなきゃ無理ですから。酒造さん(ヨガジェネ代表)は、「筋肉は破壊させなきゃ増加しない」って考えの人ですからね(笑)

内田先生:そうでしょ。でも、間違った解釈をしている人たちの頑張らないってそれに近いよね。自分の都合のいいことを並べて、解剖学も頑張らなくていいと思ってるから勉強しませんとか。でも、わかんないと聞いてくる。だけど、そこは本当に頑張ろうよ。って言う話だけあって。間違ってほしくないんだけど、頑張ってる人が、息抜きすることに文句を言ってるわけではないんだよ。

誰に出会うかが大切。正しい頑張り方を知る

内田先生がお話している様子
べー:あと、すごく印象的だったのですが、シニアヨガのラジオ体操の話。(これは出た人だけがわかるお話☆)ただがむしゃらに頑張ればいいじゃなくて、正しい頑張り方みたいなのがある。それを教えてくれてるのかなっと思って。アナ骨もただやればいいみたいなわけででしょう?

内田先生:そうだね。それは絶対条件だと思う。生きることもそうでしょ。もうがむしゃらに頑張ってもアプローチが違えばうまくいかない。あと、誰と出会うかってのが大きい。自分の才能を開花してくれる人に出会えるかってのが、めちゃくちゃ大きいのよ。自分一人では生きていけない。クイーンの映画見た?

べー:見ました!

内田先生:あれも、ほらバンドを解散して、本人メインのバックバンドにしてうまくいかなかったでしょ?ボーカルの良さを出せるのは、あのバンドから出せる。才能は同じなのに周りが違うだけで全然違ってくるよね。これって、どの社会の組織を見てもそうだし。僕も酒造さんに出会ってなければここにはいないし、絶対にその出会いは大きいんだよ。でも、それを手繰り寄せれるのかは自分次第だよね。いざ、神輿かつごうかって言っても、かつぎたいと思わせる何かがなければ、一緒にかつごうかと思わないじゃない?

プロは頑張るべき。そして成功するには出会う人が重要

読まれたら賛否両論色々あることでしょう。しかし、私は内田先生のこういう所が魅力だと思います。もちろん、ただがむしゃらに頑張るんじゃなくて、何をどう頑張ればいいのかちゃんとリードしてくれる人と出会い、正しい頑張り方をすればいい。

頑張って、頑張って、あ、これ以上やったらダメだなって思ったら一息つくことも、もちろん必要だと思います。

私は「頑張る」は悪いことなのではないか…と少し思い始めていたので、今日のお話を聞けて、スッキリしました。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、これは、まだvol.1。続きがありますので、お楽しみに☆

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