現場の悩みを解消!ゴニオメーターに続く内田先生からのギフト「チェックリスト」で、生徒さんの現状を把握し、寄り添うシニアヨガ。
ヨガ解剖学初!答えを教えるスタイルへ
「現場で困ることのないよう、シニアヨガは敢えて答えを提供してあげてみるのはどうか」
シニアヨガ指導者養成講座の内容を考えていく際、内田かつのり先生から出た提案でした。いままでのヨガ解剖学講座がどれも、「考えて答えを導きだす力」を養って頂けるよう、答えは最後の最後まで隠しておいて、グループワークで「なぜ?」「どうして?」を繰り返して答えに辿り着いて頂くスタイルになっています。
これは、内田先生からの愛のムチです♪
答えを知りたくて講座にお越しになる方もたくさんいらっしゃると思います。しかし、解剖学の世界はどこまでの広い海のような世界。一生をかけて学ぶ覚悟ではないと、到底覚えきることなどできないと内田先生は言います。
そして、解剖学嫌いの理由には「名称が難しい」「覚えられず現場であたふたしてしまう」「覚えるのに必死でヨガにどう活かしたらいいかわからない」という「暗記」の呪縛があります。
内田かつのり先生のヨガ解剖学は、こうした解剖学に一度でも挫折したからの寺子屋的存在となれるよう、考案されています。
暗記には限界があります。イレギュラーな事態に遭遇したら、たちまち学んできたことは、意味がなさなくなってしまいます。だからこそ、名称をひたすら覚えるのではなく、この動きはどのような性質があるのか、筋肉の働きって一体どのようなことなのか、ヨガに解剖学はこうやって活かしたらいいんだ、を自ら考えられるように、ヨガ解剖学講座では答えを伝えるだけの講義スタイルは完全にやめ、全員参加型の講座スタイルとなっています。
こうすることで、講座に終わった後でも、自力で成長をしていけるという愛のムチなのでした。
では、シニアヨガでは、なぜ答えを提供することにしたのか。
それは、ズバリ医療に踏み込むことになるからです。
写真はテキストの一部を撮影したもの。シニア層におきがちな歩行トラブルや、年齢とともに変化してい関節可動域などのチェック項目が用意されています。
卒業後の姿まで配慮され、用意されたチェックリスト
「70歳の男性が、腕を前から万歳の姿勢に運動した時、正常と言える可動域はどこまでか」
この問いに答えられるヨガインストラクターはどれくらいいるでしょうか?個人差もあります、その日の体調もあります。その方の今までの事情もあります。怪我をしたことがあるのかないのか。完治しているのかいないのか。
これは、もう医療に踏み込んだ世界です。答えられない方のほうが多いでしょう。むしろ、医療者でなければ「明言できない」ときっぱり言えるほうが正しい姿だと思われるエリアです。しかしながら、シニアヨガの現場では、確実に直面することになるのです。
そこでつまづいていては、シニアヨガを提供できません。つまづいているべきではないポイント、つまり、シニアヨガ指導の現場で起こり得ることで且つヨガ指導者の範疇を越えるものについては、内田先生からの「答え」のギフトがあったほうがいいのではないか、という提案になっています。
「医療との住み分けをする。」「ヨガは万能薬ではない」「できること、できないことを正直に伝える」内田先生が口をすっぱくして伝えて続けていることです。
こうした受講して下さる皆さまの卒業後の活躍までを見越して、ヨガ解剖学講師内田かつのり流シニアヨガ指導者養成講座が誕生しています。
※チェックリストやゴニオメーターでの判断はあくまでも、ヨガができる方を対象にしていますので、医師の判断の有無などは確実に確認しておくことが大前提です。