内田かつのり先生がほほみながら生徒さんにみみを傾けている様子

【 内田流シニアヨガの秘密その4-1 】不調のある生徒さんにどう接するか

「痛い=やめておきましょう」は卒業!
「ヨガ指導者の心構え」編

 
「痛い=やめておきましょう」は、大半の場合正しい判断となるでしょう。「ヨガクラスで怪我」がニュースになるほど、繊細なエリアです。
 
しかし、一度振り返って頂きたいのは、「どのように痛いのか、医者の判断はどうだったのか、いつから痛いのか、原因はなにか」など、歩み寄るコミュニケーションを十分だったかという点です。また、「やめておきましょう」の” 判断の根拠 “は一体何だったか、という点です。
 
「痛いけど、クラスに参加したい」という想いを持って、問い合わせ、またはスタジオまでお越し頂いた生徒さんに、どう応えることができるでしょうか?きっと参加できなくても、コミュニケーションがとれたらきっと心持ちは違ってくると思います。
 
もちろん、医者ではないので、怪我の原因の判断は難しいと思います。むしろ正しくは判断をしてはいけない立場にあります。
 
しかし、医師の判断があることを前提に考えるなら、「どこをどう動かしていいかわからない=なにもしない」からは、ぜひ卒業することを目指してほしいと思うのです。
    
解剖学を基にして考案された内田かつのり先生のシニアヨガでは、年齢を重ねた不調、運動不足による不調を視野にいれながら、怪我や痛みを感じている生徒さんがお越しいただいた場合、どのように寄り添っていくかを考え、学んで頂きます。
  
わからないことは「わからない」と伝える勇気は必要です。そのままにせず学んでいく姿勢があれば、生徒さんとの信頼関係を失うことはないでしょう。ただ、わからないばかりでは、指導者としては不十分なのではないか、という問題提起が、あのニュースにあらわれている気がします。
 
ヨガは万能薬ではない。ヨガ指導者は医者ではない。だからこそ必要なのが、医療との線引きをしっかりと行うことと、そのうえでヨガ指導者ができることは何かを考えていくこと、特にシニアヨガの現場では重要なポイントになるのではないかと思います。
 
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