こんにちは!
ヨガジェネレーションのグッチです。
実践ヨガ解剖学講座『怪我をしない、させない』で発見したポイントを3本仕立てでお伝えしてきましたが、今回はその最終回です。とは言え、講座がある度に新たな発見があるのでまたすぐに次の記事でお会いすると思います☆
みんな大好きなヨガ。
このブログを読んで下さっている皆さんは少なからずヨガに興味がある方々かと思います。そしてヨガと解剖学の関係性に興味を持った熱意にある方々かと思います。だからこそ、ヨガを伝える際に心に置いてほしいことがあります。ヨガを始めたばかりの方も、ベテランの方も、ぜひお伝えしておきたい事実。それは、
ヨガは万能薬ではないということ。
プロのヨガインストラクターへ
ヨガで出来ること、医療でなければ届かないこと、その草分けをプロとしてしっかりとできるようになってほしい。
ずっと内田先生がヨガ業界に訴え続けていることです。こうしてお伝えしていると「何を当たり前のことを?」と思われるかもしれませんが、インストラクターをしていればついつい万能薬のように伝えてしまっているケースがあります。その原因として考えられるのは二つ。
・生徒さんがヨガに期待してお越しになること。
・その気持ちに応えたい想いとプライド。
たとえば「坐骨神経痛になってしまって・・ヨガでもしたらよくなると思ってきました」と言う生徒さんがいた時になんと答えますか?時にはクラスへの参加をお断りする判断が出来なければなりませんがいかがでしょうか?坐骨神経痛の方がヨガをする際に、イエスにしてもノーにしても、お答えする内容に根拠が伴っていなければならない責任があることを覚えておいて欲しいと思います。
坐骨神経痛ってなんですか?どんな症状?原因は?どこの不調でどこを動かせば効果的?悪化しないためにはどんな配慮が必要?ヨガで出来ることは?病院でなければいけない状態は?などなど、ヨガをお勧めする背景にはこうした情報が整理されていることが大切だと思います。プロのヨガインストラクターであるならばです。
内田かつのり先生はプロのヨガインストラクターの心構えをヨガ解剖学を通して伝え続けています。そしてヨガの可能性についても同様です。
医療の分野で手術の診断であったとしても、ヨガで出来ることがある。絶対ではないが可能性はある
その可能性を最大限に発揮するためにも、ヨガの理解、怪我の理解、医療でなければならない判断が必要となります。例えば内田かつのり先生のお話の中でヨガが有効だと伝える中にはしっかりと理由が含まれています。
生徒さんからの質問「ヘルニアの人でも前屈はOk?」に対して・・・
「OKかどうかはヘルニアの症状がどこに出ているかで判断する。横なのか前なのかで出来ることが変わってくる。生活の中で突発的に前屈してしまうのとは違い、慎重にゆっくり前屈を深めていくことは有効。その時に重要になるのが呼吸、そしてインストラクターのリード。そういった意味ではヘルニアの人に前屈をしてもらう必要性がある場合、ヨガは有効だと説明できます。」
ヨガが怪我にいいとされる理由については・・・
「からだを動かすことで血流を促し「回復成分」つまりは自然治癒力の向上をはかる。逆に言えば血流が流れていない部位の怪我にはヨガでは追いつけないのではないかと考える。そこは痛みの種類で判別・相談をして決めていくことが大切。
また、筋肉は何歳からでも鍛えれば強化できる。同様に骨の成長(長さや太さ)は止まっても強度を増すことはできる。そのためには体重の負荷をかけることが必要(なのでお医者さんでもウォーキングを進めるのだそうです)それは怪我の予防に繋がっていく。」
内田先生のように的確に説明するのは大変ですが、「なぜするの?」とか「するとどうなるの?」ということを常に疑問を持っているといいかもしれませんね!
「医療の分野には譲らなければいけない分野があるけれど、ヨガも同じ方向だけは見ていたいじゃないですか。それがスキルを伸ばすことに繋がるよ」
内田かつのり先生はおっしゃっています。
まとめ
現場で活かせる解剖学を。
ヨガインストラクターはお医者さんではありません。怪我の症状とその対処を全て暗記するなど不可能に近いといえます。ならどうしたらいいのか?ヨガで出来ること出来ないこと、有効な理由、有効でない理由しっかりと説明できるプロであり続ける為にも、まずはやはりからだの勉強は必要ではないでしょうか?そしてそれをヨガの現場でどう活かすことが出来るかが大きなポイントとなるのだと感じました。
解剖学の膨大な知識量をヨガのクラスにどう活かすのか、それを伝えているのが内田かつのり先生のヨガ解剖学です。プロとしてスタジオに立つ意志があるのなら、ぜひヨガ解剖学を!ご参加お待ちしております☆
お読み頂きましてありがとうございます。
グッチ
バックナンバー
1.ヨガインストラクターがその場にいる意味とは?
2.Q.なぜ、そのポーズが必要なのですか?
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