こんばんは!グッチです。
アナトミック骨盤ヨガ®2時間ワークショップ(以下アナ骨®)に参加したことある方ならご存知のことかと思いますが、アナ骨®はすこぶるスローモーション!!弊社スタッフ「べー」こと米田が昨日参加しておりましたが、「耐えるヨガや・・・」と素直な気持ちをブログにしておりますので、ぜひお時間あるときにご覧になってみてください♪
【体験記】効果は体だけじゃない!ヨガジェネ史上最もキツいヨガクラスに挑戦!
2時間のワークショップの中で、「どれくらいに写真撮りにいこうかな~」と裏方としてはペース配分をしているのですが、1時間後、クラスをのぞいてみると・・・・
「う・・・ウソだ・・・タダアサナからのウッターナアーサナをしている・・・だとっ・・!?」
ということが良くあります(笑)
感覚的には、ピーク前のダウンドッグくらいかなぁという予想なのですが、なかなか予想通りになることはありません(苦笑)(ちなみの内田先生の今年も目標は延長しない!とのこと。みんなで見守っていきましょう♪)
クラス進行が丁寧なこと、シークエンスに入る前にグループワークで「アナ骨®とは?」を理解してもらう時間を設けていることによって、アナ骨®のピークは2時間のうち後半にやってくることがほとんどです。
その「アナ骨®とは?」の中で、ちょうど「ゆっくり動くのはなぜか?」という部分にふれていたのでご紹介してみたいと思います。
心と体と会話をする
流れるような動きのシークエンスや呼吸に合わせて動くヴィンヤサスタイルはとても気持ちがいいですよね。ある程度自分で体をコントロールできるくらいに練習を積んでいると怪我の心配も少ないかと思うのですが、ビギナーだと動きの流れについていくのがやっとで体の細部まで内観するのは難しいかもしれません。
その点、アナ骨®は超がつくほどのスローな動き。解剖学に基づいた最も効果があるアライメントを保つため細かく自分の体の声に耳を傾けます。
冒頭で触れたタダアサナからのウッターナアーサナでは、気を付けるべきは大転子からの前屈運動と、背中の生理的湾曲を保つという2つの大きなポイントがあります。そのポイントを保ちながら自分が動けているのか、ポイントから外れる瞬間どのような状態なのか、痛いところはないか、余計な力みはないかなど、ゆっくりだからこそ体と向き合う余裕が生まれています。
なので「怪我しそうだよ~」というからだからのSOSにもいち早く気が付くことができます。きがついたら一段階戻ればいい。そのさじ加減が自分で把握し動くことができるので、自分で怪我を予防しながらヨガをおこなうことができます。
また、後半に現れるピークポーズとなるローランジ・ハイランジ、または極稀に抜き打ちで行われる「内田名物プランクチャトランガ何往復させるんだ~地獄」でも、動きはゆっくりなまま。その時は体はもとより心と向き合う時間です。へこたれそうな限界に直面したとき、諦める自分なのか、挑戦する自分なのか、その選択を迫られます。
誤解されやすいですが、特に内田先生は「ついてこい」というスタンスではありません。「膝をつきたい方、いつでもついていいんだよ。頑張れる方、チャレンジしてみようか。」そう励ますのみです。それでも、アナ骨®クラスの独特な雰囲気なのか、チャレンジを選択する方が非常に多いのが、お邪魔させて頂いていてとてもカッコイイなといつも感動しています。
正しいアライメント=完成形ではなく同様の効果を目指す
先ほど、アライメントという言葉に触れました。
「正しいアライメント」という解釈は流派によっても異なるでしょうし、伝統的な解釈を存在します。内田先生はヨガ解剖学講師ですから、内田先生なりのアライメント理論があります。
内田
「どうせ体を動かすなら、体にとって効果があるほうがいいじゃないか」
内田先生は様々なアライメントがある中で「正しい」ものは目的によって変わるとおっしゃっています。内田先生が伝えたいのは、解剖学的に効果的な体の状態を目的としているので、そうした理解のもとでの「正しいアライメント」になります。
ですので、その「正しい」はいわゆる上級者のみができる完成形ではなく、目的通りの効果がある動きです。
私は体が硬いで有名で、体が硬い人代表ということでモデルにはいることがあります。
柔軟性が高い方のウッターナアーサナは腰から180度折り曲げて肘が床につくでしょう。ハムストリングは心地よく伸び感がある状態。しかし私はタダアサナからおそらく20度くらいお辞儀(見た目ほとんど織り曲がってもいませんww)したらハムストリングがビンビンに伸びきっています。
この二つのウッターナアーサナ、どちらが正しいアライメントかと問われれば、もし目的が「ハムストリングを伸ばすこと」であれば、ヨガ解剖学的な解釈では「どちらも一緒。どちらも正しい」となります。
なので、これまた誤解されやすいのが「アナ骨®はキツくてついていけなさそう・・」というのは、自分次第なところもあります。クラスの在り方としては、初心者からベテランの方まで、それぞれのベストを尽くすというのがふさわしい表現ではないかと思います。

2019年5月からオハナスマイルでレギュラークラスを担当するゆう先生のベストを尽くす姿が美しい♪
アナ骨®は2019年、ほぼ毎月のペースで開催しています。できれば継続して頂きたいという願いを込めておりますので、「一度出たことあるから」ではなくて、ある程度続けてみたら体も心も変化を感じられると思います。
今日もお読みいただきありがとうございます。
失礼いたします。
