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こんにちは!グッチです。
怪我の講座がリニューアル後初開催を迎えた4月。内田先生の熱量も生徒さんの目の輝きも、双方の本気が共鳴して、素晴らしい4時間となりました!
まずは「問診票の使い方と怪我概論」を第一弾として開催しました。(大阪は2019年5月に初開催です!)続く第二弾の「8つの部位別『怪我予防』と『アサナ』の考察」の日程が確定しましたので、これを機に、改めて今回のリニューアルの主旨と概要を皆さまにお伝えさせて頂きたいと思います。
信頼に直結する「怪我」を前にしたヨガ指導者の立ち居振る舞い
「ヨガクラスにおける怪我」はニュースになるほど、一時期注目を集めていました。いまではアジャストメントをしない、というようなスタジオが増えているようです。
生徒さんに「無理をしないでください」と念を押すこと、「やるか、やらないか」の究極の2択のような雰囲気、本当にこんなことでしかリスクを避けることはできないのでしょうか?
生徒さんとの距離は遠ざかるばかり。信頼に繋がるには難しい気がします。
ヨガ解剖学講師内田かつのり先生は、解剖学の知識は信頼に直結すると伝えています。解剖学は医療者と共通の言語として扱われます。この動きは正常、この動きは異常、というように答えが明確です。その見極めや、医療にお任せすべき線引きには知識とスキルが必要ではあるのですが。
だからこそ、内田かつのり先生は10年近くヨガ解剖学講座を伝え続けています。その中でも「怪我」についてはヨガ指導者の心構えから考え直すきっかけになるほど真剣に生徒さんと向き合ってきました。
【 参考記事 】ヨガにおける怪我のぬぐいきれない不安を振り払う鍵
そう。解剖学は信頼に直結するものです。しかし、解剖学を用いるのは「人」です。解剖学をどのように用いるのかがとても重要です。内田先生は本当に伝えたい「個性の大切さ」をド直球で届けるようとき、解剖学という学問に敬意を示しながらも「ツール」の一つと説明します。
信頼に直結する「怪我」を前にしたヨガ指導者の立ち居振る舞いを確立するために、怪我の講座誕生から9年目を迎えた2019年。生徒さんからの要望や質問を反映し、3つのテーマごとに答えを出せるようリニューアルすることになりました。
テーマ1:【 対話力 】怪我をした生徒さんがきたら・・・・
この悩み相談が一番多くよせられていました。もともと講座内で使用していた「問診票」の資料を軸に、怪我をしている生徒さんに「無理をしないでくださいね」の一言で生徒さんの自己責任となるような一方的な責任転嫁をすることなく、コミュニケーションを図り、信頼関係を築き、生徒さんにとってヨガクラスの参加の可否が有効なのかどうかを、双方納得した形でヒアリングする術をお伝えします。
怪我を前にした時、どのような対応をしていますか?生徒さんと抱えている怪我との向き合い方を振り返りながら「夢見て、努力して、実現したかったヨガ指導者像とズレはないか」を考えるところから始めます。
問診票の使い方と怪我概論(4時間 座学)
【 関連記事 】その姿、誰に対しても誇れる私ですか?
テーマ2:【 リード力 】怪我をしない、させない為にできることは・・・
いままで開催してきた「怪我をしない、させない」の軸としていた部分です。実際のヨガクラスにおいて、怪我が多いTOP8の部位をピックアップして、どのような動きが怪我になるのか、そもそもの構造・働きはどのようなものなのか、予防する為にはどのような動きが必要で、どのようなリードなら誤解がないのかなど、クラスに直結した内容をお伝えします。
アジャストメントを「やらない」のではなく、怪我を予防し「出来る」ヨガ指導者であるために必要な知識を学びます。
8つの部位別「怪我予防」と「アサナ」の考察(8時間 座学・実技)
テーマ3:【 対応力 】○○という怪我・疾患がある方にどうしてあげたら・・
お見送りの際に内田先生への質問、講座のはじめにお書き頂いているアンケートの中で、全ての講座で圧倒的多いのがこのような質問です。「怪我をした生徒さんがきたら」とはちょっと異なります。「大切な生徒さんが○○という診断をうけたのですが、なんとか力になってあげたい」というような内容です。
怪我や疾患については医療のエリアですので、まず大前提医師の診断が必要です。そのうえで運動が認められていればヨガでできることが生まれます。ヨガ指導者をしながら医師のエリアに踏み込むなど無理があってしかたがないことです。怪我・疾患ごとの対処方法は覚えきれることは難しく、少しでもイレギュラーが起きれば対応できないことが明確です。
しかし、それでも力になりたい方が多く、内田先生のだした答えは5つの代表的な怪我・疾患におけるヨガでできることできないことだけでも共有することでした。治療行為ができるわけではなく、あくまでもピックアップした5つの疾患におけるヨガのかかわり方についてお伝えします。
厳選5つの疾患「知識」と「対策」(座学・実技)
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怪我させないために「何もしない」ことは、確かにリスク回避にはとても有効ですが、もし、信頼関係を深め、生徒さんの人生の一部に寄り添えるヨガ指導者像を思い描いているのだとしたら、ぜひ一度「怪我」についての学びを取り入れてみていただければと思います。
お読みいただきありがとうございます。
失礼いたします。