こんにちは。
ヨガジェネレーションのグッチです。
内田先生が目に違和感を覚え病院に行かれたときの話をしてくれました。
「お医者さんは、検査結果に目を通しているのか、僕の背中のほうに立っていました。不安で不安でしょうがないぐらい落ち込んでいた僕に、お医者さんが一言声をかけてくれました。
『大丈夫ですよ』
その一言だけでどれだけ安心したことか・・・抱き付きたいくらい嬉しくなったのを覚えています(笑)」
“先生”と呼ばれることの自覚
このお話が登場したのは「怪我をしない、させない」の講座でのこと。それもそのはず。この講座を通して内田先生が伝えたい想いがこの話に込められているからでです。
「ヨガインストラクターは先生と呼ばれる立場であり、プロとしての自覚を持ってもらいたい」
「どれだけケガへの配慮ができていますか?」そんな問いかけの中に、”先生”と呼ばれる立場や発言の重み・影響力を考え直すには、十分すぎるほどのきっかけとなる講座なのです。
プロとしてのたたずまい
お医者さんから投げかけられた「大丈夫だよ」の一言で内田先生が安心することができたのはなぜでしょう?
声が癒される、話し方が優しい、そんな要素もあるでしょう。ただそれだけでは弱いですよね。ここでお伝えしたいのは一言の背景にある膨大な勉強量と熱い想いが信頼を生んでいるのではないか、ということです。
たった一言で勇気付けられたのは「お医者さんだから」でしょうか?ヨガインストラクターも同じように在りたいはず。その為に今すぐできることがあります!それはインプットに対する姿勢の見直しです。
情報の横流しはやめよう!
ワークショップに参加すること、先生へ質問することは大事なインプットだと思います。しかし、その情報に対して自分の姿勢が誇らしいかどうかを今一度考えると、何か気がつくことがあるかもしれません。例えば、
・ワークショップで得た知識やスキルは、その後ブラッシュアップしているか
・質問するまでに、どれだけ調べているか
いくらインプットをしても、答えだけ求める姿勢、その答えを横流しにしてしまう姿勢では、安心を与える存在には近づけるとは思えません。
なぜなら、それは他人が発した情報のままであって、自分の想いから発せられたものではないからです。ただ情報が流れたに過ぎません。こうした答えだけの横流しは、イレギュラーな質問があると答えられず、安心どころか信頼も自信もなくしてしまいます・・・
ヨガが好きで、ヨガを伝えたくてヨガインストラクターという職業を選択しているのであれば、ヨガのことをどれだけ調べ、検証し、自分で確かめているのか。自分と向き合ってみるといいかもしれませんね。
「○○(という症状)の方にはどうすればいいですか?」から卒業しましょう
自分でとことん調べた。どうにかしたくて必死になった。でも追いつかない。どうしてもわからないことがある。そこで「○○の症状について調べました。私の答えは□□でアプローチしてみたいと考えてみましたが、問題点あれば教えて下さい。」という生徒さんがいたらどうでしょうか?誰がみても「力になってあげたい!」と思いますよね。
ここで大事なのは、自分で調べたという過程です。自分の想いがインプットした答えにのり、今まで調べたきたことを踏まえて理解を深めることができます。さらに疑問が浮かぶことだってあるでしょう。そしたらさらにまた調べてみる。その繰り返しこそが安心を与えられるプロのたたずまいへの近道となるに違いありません。
ぜひ、情報をそのままにせず、自分で確かめることを大事にしてみてくださいね。
ちなみに「怪我をしない、させない」の講座では、こうした「症状別」の答えを求める質問が結構飛び交います。しかし、その答えを一つ一つ暗記することは、結局知らないことがあると対応できなくなってしまいます。ですから内田先生は、この講座の中で解剖学の根拠に基づいて、考えたや答えの導き出すスキルを磨いて欲しいとおっしゃっています。
まとめ
お医者さんが落ち込んでいた内田先生へ投げかけた「大丈夫だよ」の一言。その一言がもたらした絶対的な安心感。
「提供するものが違うだけで、ヨガインストラクターもプロだよね。『この人がいてくれてよかった。出会えて嬉しい』ということが、ヨガインストラクターを仕事にしている醍醐味になるのではないかな」
堂々とした安心感を与えられるようになるのは数年かかるかもしれませんが、「この人に相談したい」と思われるヨガインストラクターには直ぐになれる!そのことを怪我をしない、させないの講座を通して内田先生が伝えています。必要なのは“先生”と呼ばれる自覚と生徒さんとのコミュニケーションです。
その想いがあれば、熱意を持って伝えたいこと、その情報に責任を持つことが自然と自分の中から湧き、インプットの質が大きく変わるのだと思います。
ヨガインストラクターに慣れてきた時こそ、内田先生の「ケガをしない、させない」にぜひお越し下さいね。