サヨナラ…アナトミックヨガ ! 〜でも、アナ骨と何が違うの?〜

こんにちは、さかたのりこです。
 
解散にむけてカウントダウンがはじまっております、内田先生のレギュラークラス「アナトミックヨガ」。
クラスが終わってしまうさみしさはもちろんなのですが、もう一つ…
アナトミック骨盤ヨガとの違いが、まだ伝わっていない!という実情が、内田先生としてはあまりにも悲しく、今回は代わって私が、両者の大きな違いをお伝えします。
 

この違い、アナ骨の先生方にも理解していただきたいところで、残り7回の間にご参加できる方には、ちょっとしたガイドとなるようご案内します!
 
 

アナ骨との違い その1 
      完全アドリブである!

 

このアナトミックヨガは、内田先生の完全なオリジナル。即興でクラスを作られるので、参加者は最初から最後まで何が起こるかわかりません。だからいつもドキドキ。
実はこれ、内田先生の一つの狙いで、先生は「不条理!」と呼んでいます。 
 
「何が起こるかわからない人生の中で、それでも生きていかなければならないんだ!」と。 
 
なにが起きるかわからない人生という不条理と向き合い、生きる強さを身につけることが、アナトミックヨガの最大のテーマです。
 

ですが、シークエンスが支離滅裂かといったら決してそうではありません。例えば音楽のジャズというジャンルで、決められたコード進行の中でプレーヤーが自由に演奏するようにその日に行うアーサナにはすべて「何故そのアーサナをクラスで行ったか」を説明できる理由があります。それが解剖学的な理由であることからアナトミックヨガと名付けられました。

一方で、アナトミック骨盤ヨガは、内田先生が考案した伝承スタイルのヨガメソッド。シークエンスの組み立て方に全国共通のルールがあります。ルールがある分、回数を重ねた生徒さんとしては、より集中へと向かいやすいメリットがありますね!
 
  

アナ骨との違い その2
    飴など要らない!?

  

この違いこそ、アナ骨の先生には是非ともご理解していただきたいところです!
 
アナトミック骨盤ヨガには、ポーズを効かせたあとには、必ず「ふぅ〜っ」っと脱力をする時間を設けるお決まりがあります。”アメとムチ”という表現を使うならば”アメ”の時間を絶妙なタイミングと長さでいれられるテクニックこそが、人気クラスをつくる重要な秘訣です。内田先生のアナ骨WSでも、「ふぅ〜っ」の時間がすごく多いことに気づかれていますか?理想的なクラスの質として「しっかり動いているのになぜか眠くなる?」を目指せるといいかも!

ですが、アナトミックヨガ!
”アメ”の時間は最後のクールダウンまで、一切ありません!1ラウンド40分をかけた太陽礼拝のあとは、ハイランジの往復で脚の震えが止まらなくなります。もはやカッコ悪さを隠そうとしても意味がないほど自分の弱さを思い知らされる…この時間に出会うじぶんこそ「ありのままの私」。うーん、なんてちっぽけなんだろう〜と思いきや、この山を越えると驚くほど筋肉が柔らかくなり、関節可動域も広がっているんです。なので、普段は難しいと感じるアーサナも、軽々できるようになるのですが、それもまた「ありのままの私」に出会える瞬間かもしれませんね!

 
 

アナ骨との違い その3 
    ターゲットアーサナがある!

 

 
そしてアナトミックヨガは、ひとつのアーサナの完成を目指していくという最大の特徴があります。アーサナによっては日ごとであったり、月ごとであったり、半年間かけて完成を目指して行ったこともありました。ひとつのゴールを目指すというスタイルは、参加者の志をもひとつにするため、クラスの集中度と緊張感がはじめから終わりまで最高潮。先に記しましたアナ骨の”決められたシークエンスによる集中”とは性質が異なります。
 
けれど内田先生はあくまで「アーサナの完成が大事なんじゃない。完成に至るまでの”遠回り”が大事なんだ。」といいます。学生時代の記憶といえば学業の成績よりも、仲間同志で寄り道をし馬鹿騒ぎした時間であるように、人生に彩りを添えてくれるヨガとは何かを常に問いかけてくれます。

 

さよなら…アナトミックヨガ。次回は、内田先生がこのクラスに捧げた”こだわり”をお伝えします。人気クラスを作ろうとは思ってなかった、ただただみんなに楽しんでもらいたかっただけ…一般的なヨガのクラスとは懸け離れたクラス作りをしてきた内田先生のこだわりは、既成概念で頭がガチガチになってしまっているインストラクターさんにはとっても参考になると思いますよ!

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