ChatGPTにヨガインストラクターは勝てるのか

ChatGPTにヨガインストラクターは勝てるのか?

ChatGPTにヨガインストラクターは勝てるのか

こんにちは。アシスタントのさかたのりこです。

皆さん、ChatGPTはもうご存じですか?
インターネット、スマートフォンに続く画期的な発明とも言われ、毎日と言っていいほどニュースや情報番組でも取り上げられているインターネットサービス。

人間に代わって、小説を書いたり、歌詞を書いたり。 
企画のアイデアやマーケティング、レントゲン画像を解説できるまで日々進化している人工知能で、便利といっちゃ便利だけど、数年後には母親に代われるほどの能力、お笑い芸人よりも面白い才能も持ってしまうなどとも言われています。

でも、こう思いませんか? 

「そうはいってもねぇ…。」

 

私がこのChatGPTの存在を知ったのは、ある日のクラス前、兄からこんなことを言われたのがきっかけでした。

シークエンスを作ってくれる?

夕飯の支度で忙しくしていた私に

「のりこさん、今日の夜のクラスのシークエンス、お困りなら作って差し上げましょう。」

と、何だか得意げに言い出した兄が
ChatGPTの機能を使ってパソコンに入力し始めます。 
 

90分のヨガクラスのシークエンスを作ってください

 
 
 
別に必要ないけど…と思いながら、どんな結果が出てくるかは楽しみでした。
すると、ものの数秒後に、割とありがちなポーズを連ねたシークエンスをその人工知能は作ってくれたのです。

面白がって私が 
 
「いやいや、もうちょっと股関節に効かせたいんだよね〜」 
 
と注文をすると、すぐさま 
 

もう少し、股関節に効かせたいです

 
 
と、兄が追加リクエストを入力します。 
 
 
すると、悔しいかな、そこそこ効きそうなシークエンスを提供してくるではありませんか(苦笑)

「そうはいってもさ!」 
 
 
皆さんは、こんな便利なツール、欲しいですか? 
毎回仕事があるたびに、シークエンスに悩むインストラクターさんなら「欲しい!」という方もいらっしゃるかもしれませんよね。 

ChatGPTが作り出したシークエンスを、ボイス機能で再生できて、パソコンをスピーカーに繋げてクラスができて
生徒さんやお客様も「それで十分!」なんてことになったら、
近い将来、ヨガインストラクターは必要とされなくなるかもしれませんね〜。 
 
 
私たちの仕事が、シークエンスを言葉で発するだけでいいのならば…。 
 
 
 

CDの音源から削ぎ落とされた周波数

 
ChatGPTにヨガインストラクターは勝てるのか?

この出来事に先だって開催された、アナ骨ワークショップの冒頭 
内田先生がこんなお話をされました。 
 
 

僕らがまだ学生の頃、音楽はアナログレコードで聴いていたけど
いつしかデジタル化してCDとなって、今じゃスマホに何万曲という数を持ち歩けるようになって。 
すごく便利になったはずなのに、今また若い人たちの間で、
アナログレコードに再ブームが訪れているようなんです。

 
 
 
その理由が続きます。 
 
 

そのワケというのが
CDには雑味がなく、音はクリアになったはずなんだけど
アナログレコードにはその雑味も含めて
決して人の耳には聴こえない高い周波数がすべて録音されていて 
表現力の豊かさであったり
理屈にはない「何だか聴いていて気持ちがいい」と感じる”何か”があるらしいんです。
CDというデジタル音源に移されたとき、どうせ人には聴こえないんだから、と
それらがすべて削ぎ落とされてしまったんだ。

 
 
  
この時の内田先生の話を思い出して、若い人たちがアナログにしかない「何か」を感じ取っているのだとしたならば 
どんなにAIが今後進化していったとしても、人間にしかない価値は評価され続けるだろうと
少し安心を覚えました。 

 
私に「何か」があることが前提として。

 

僕たちにもときどき、削ぎ落としてしまっている「何か」はないだろうか?

 

多くはヨガインストラクターの先生方が参加された、その日のアナ骨ワークショップ。 
 
「便利な世の中になった今こと、削ぎ落としてはいけないものってなんだろう。」 
 
そんなテーマが投げかけられました。 
 
ChatGPTが登場するよりもっと前から、私たちの暮らしには、お掃除ロボットや自動運転技術を搭載した自動車など
人間に代わる機械が次第に増え始めていっています。 
 
例えば無人レジもその一つ。今じゃファストファッションのあのお店では、大量の商品も一度で計算してくれる画期的なレジまで出てきましたね!
長い列に並ばなくて済んだり、コンビニなどで無機質な定員さんに対して嫌な気持ちになるくらいならと、無人レジを選ぶこともあります。
 
そうはいっても。
便利だからといって、少しお高い靴やバッグを買うときに、そのお店が無人レジだったら、ちょっと寂しい思いも出てきそう。 
品物を薄い紙で丁寧に包んでくれてから、慎重に箱や袋に入れてくれて。何なら店の外までお見送りしてくれる心のこもったサービスを含めての価値にお金を払う喜びというのでしょうか。

もしもそれらを削ぎ落としてしまったら、確かに人は必要でなくなるかもしれません。
もしかしたら私が感じる無機質な定員さんも、その何かを削ぎ落としてしまっているのかも。  
 
 
レジを打つだけの如く、用意したシークエンスを届けるだけ、なら、やはりAIが取って代わってしまいそう。
 
 
 

その「何か」を学ぶ講座、あります

 
 ChatGPTにヨガインストラクターは勝てるのか?
 
アナ骨ワークショップで内田先生が誘導するシークエンスは、太陽礼拝からのハイランジというのが定番で、もしかしたらChatGPTでも提供できそうなシークエンスです。
であれば、例えば内田先生の人造人間をこしらえられて、声のトーンも、効かせ方も完璧なまでに再現できるAIを搭載すれば、アナ骨ファンは好んで受けたいと思うのでしょうか? 
 
おそらくアナ骨ファン(内田ファン)であれば、答えは「否」。アナ骨のシークエンスを読み上げてくれる先生、ではない「何か」がそこにはあるのです。

 
 
実は内田先生の数多くの講座の中で、なんと!内田先生がポーズを厳選して考案した10個のシークエンスが提供される
ヨガトレーナー育成プロコース」という指導者養成講座があります。 
 
正直そのシークエンス、そのまま提供するだけでも十分な価値のあるクラスになるのは間違いないほどで、手にした受講生にはお喜びいただけているのですが

でも、レントゲン画像まで分析できてしまうChatGPTですよ!
いつの日か、講座を受けていない人でも簡単にシークエンスが作られてしまうかも?

なんてことはありません(笑) 
 

こんな時代が来ると知ってかしらずが、はたまた昭和の男・内田かつのりが平成、令和と時を経ても、決して削ぎ落とさなかった「何か」を
ヨガインストラクター向けに【THE プロ意識】という10個の単元で、10個のシークエンスと並行してお伝えしています。 
 

vol.1 トレーニング・ヨガの指導者として あなたの守備範囲は?
vol.2 機会損失 〜あなたのもとに通い続けたくなる心理〜
vol.3 承認欲求1 〜あなたに気づいてもらいたくて…〜
vol.4 承認欲求2 〜3つの承認〜
vol.5 傾聴 〜話しやすい人 話しにくい人〜
vol.6 傾聴2 〜心の声に耳を傾ける〜
vol.7 傾聴3〜信頼関係を構築する〜
vol.8 お金の話 〜堂々と対価をいただく「プロ」であれ〜
vol.9 プロの定義
vol.10 機能的価値と情緒的価値〜あなたにお金を払う理由〜

私がデザインを託されたこの【THE プロ意識】だけで40ページを超える内容の奥深さったら!
ちなみに、ピグマリオン効果はご存知ですか?
「Youメッセージ」を使ってお客様とお話ししていますか、それとも?
実践されているトレーナーコース卒業生は、決してシークエンスだけではない、この10個の秘密を握りしめて、シークエンスをお届けしているんです。

だから絶対に、負けません。(断言!)

おまけ。 


 

「ボギー、ボーギー あんたの時代はよかった〜」
沢田研二のカサブランカダンディを歌う内田先生。 
 
あんたの時代はよかった。 
ときどき戻りたくなる心の拠り所なのか、自分の世界に入っちゃってますね〜(笑)
 
私が先生のアナ骨を受けたい理由も、そうなのかも〜。

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