「キツい!のに柔軟性にも効くのはなんで?」後編

こんにちは!さかたのりこです。
1年ほど前でしたでしょうか、内田先生のクラスに参加された方がこんなことをおっしゃっていました。

「内田先生のクラスは、ほぐしのポーズが一つもないですね…汗」
それを聞いた内田先生は、一瞬目が点状態に…(@-@?)
 

むしろ先生としては「クラス全体を通して筋肉をほぐしていっているのに、なんで?」とキョトンとされていました。
 
 
なぜ両者にはこんな認識のズレが生まれたのでしょう。
 
 
まさか…「ヨガは筋トレだ!」と言い続けたせいで、妙な誤解を生んでしまったのでしょうか?実際のところ、筋肉がほぐれたという実感よりも「キツい…」という印象が強く残る方もいらっしゃるようですが、ちょっと待った!
 
 
運動学のエリアでは常識とされている柔軟性を引き出す理論が、もしかしたらヨガでは置き去りにされている?
そんな疑問から柔軟性を引き出す秘密について、前編につづき後編でもおさらいしてみましょう。
 
 
 

柔軟性に効く!秘密その② 関節の圧縮と拡散

 
 

 
この「圧縮と拡散」もスポーツの世界ではもは常識である理論。これを初めてメソッドとして体系化したヨガこそが「アナトミック骨盤ヨガ®」です。
骨と骨に圧力をかけることによって、関節の中の水分が拡散し始めます。その狙いとは…
 
 
■骨と骨どうしの滑りが良くなる
■軟骨にも水分を溜め込むので衝撃に耐えられる

 
その水分にはサプリメントで有名なヒアルロン酸が含まれています。「圧縮と拡散」は滑りを良くしたい関節に直接アプローチができるので、サプリメントより効果的です。

 

アナトミック骨盤ヨガ®指導者養成講座では、まずこの原理を股関節において自ら体得し、生徒さんたちにも感じていただけるアライメントを学びます。正しいアライメントを取ると、股関節には火をふくような熱さが生まれ、激しい運動をしたわけではないのに、急に汗が吹き出る!この感覚こそがアナ骨の人気の理由です。

 
また内田流太陽礼拝におけるダウンドッグは、この原理を肩関節に当てはめていると思えば、キツさも納得していただけるはず!肩周りの柔軟性が欲しいアーサナの前には試してみて!

 

柔軟性に効く!秘密その③ 身体を温める

 

 
お風呂に入った後は筋肉がほぐれやすく、その後ストレッチをすると無理なく筋肉が伸びて気持ちが良いことは、もはや当たり前。けれど、ヨガのクラスの前に「お風呂に入ってきてください」とお願いするわけにはいきませんね…。
 
ヨガの時間の皆さんの身体、どれくらい温まっていますか?
スポーツ選手であれば、必ずウォーミングアップ”の時間を取ります。当然ヨガのクラスでもいきなり筋肉を伸ばすのではなく、芯から身体を温める時間をクラスに取り入れて、安全に効果的にストレッチいところです。
 
内田先生のクラスの場合、太陽礼拝がその時間にあたります。これが悶絶級にキツい!
なぜならば一つのポーズのホールド時間がとても長いから。けれどダイナミックな関節の動きがない分、寒い冬でも怪我の心配がありません。
 
さらに前編でご紹介した「相反性神経反射」を意識しながら太陽礼拝を行ってみてください。たった1ラウンドでも驚くほどポカポカになると思いますよ!
(前半の記事はこちらから) 

 

 
いかがでしたでしょうか。「キツい…」という言葉の裏には、何も筋肉を使うことばかりではなく、可動域を広げる狙いがあったという事実を納得していただけましだでしょうか。
 

この3つの方法を体系化したアナトミック骨盤ヨガ®。身体の中ではこんなことが起きていたのかと想像を巡らせながら参加されてみてください。味わいがさらに増したり、くじけてしまいそうなところで、もう一踏ん張りがんばれるかもしれませんよ!
ぜひ試してみてくださいね!
 
 
 

おまけ。

アナ骨でかく汗は、突然頭から「ドバーッ!!」っと吹き出るのが特徴〜
ということをわかりやすくお見せくださった松本道明さん。キラリいい笑顔^-^!


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