実践ヨガ解剖学講座に参加して(ヨガインストラクター 高木あつ子さん)

ワークショップに参加された感想を教えて下さい!

先日、大阪で開催された内田かつのり先生のヨガ解剖学講座に2日間の日程で参加してきました。
これまで数多く開催されている多種多様なヨガのWSに正直、自分にとって必要性があるものかどうかがよくわからず、
興味はあっても参加するには至りませんでした。
ここ数年は毎年インドに3ヵ月程滞在しながらアーサナの練習を重ね、
哲学的な教えを学ぶことにも多くの時間を割いてきたけれど、
ヨガを教える事を始めてから、私のクラスに通ってくださる方々の大半は身体について
いろんな症状でお悩みがあり、その改善策をヨガに求めているという事実を知った時は
少し驚いたけれど、そうであれば身体の構造をもっとよく知り、
ピンポイントに有効な解剖学を学んで自分の身体のことに耳を傾け始めている
生徒さん達へ伝えなければ!という思いが強くなってきたのです。

WSに行かずとも、内田先生の存在はヨガ雑誌等の記事を拝見し、そのバックボーンについて
とても興味を持っていたのですが、「関東の人」というイメージが強く、関西方面に来られることは
ないだろうと勝手に思い込んでいたため、WSへの参加がずいぶん遅くなってしまったけれど、
受講することが決まってからは楽しみでワクワクする半面、とても人気があって有名でご多忙な
先生とあって、変な質問をしてしまったら教室から追い出されるのでは?と少し緊張もしていました。

大阪での開催場所は天王寺・スタジオグリーンさん。
先生は午前中にもうひとつ講座をもっていて、それが終了した後もまだたくさんの参加者が
スタジオに残って質問をしたり、お話をしたりと、すでに打ち解けている仲間同士といった感じで、
和気あいあいとした和やかな雰囲気の中、いったいどの人が先生なんだろう?とわからないほど
先生もすっかりその輪に溶け込んでいたので、私が持っていたイメージと違って少し驚きでした。

ほぼ座学と思っていた講座は、ノートに一文字も記することなくまず全員が骨模型の周りに集められ、
骨の構造をざっくりと説明された後はすぐにグループワークが開始。
初めて会う参加者たちとしゃべって意見を出し合い、相手の身体に触れ、個人差についても考え、
そしてまたしゃべる。
ヨガ解剖学の言葉を使いながら何度も「しゃべる」ことで骨や関節、筋肉の知識を深め、
身体のメカニズムを知って、アサナの仕組みを紐解いていきます。
上半身はダウンドッグ、下半身はウォーリアⅠを例にあげ、実際にポーズをとって分析し、
関節の仕組みや構造、筋肉の収縮の方法について身体を使って感じるのです。

解剖学=難解と捉えがちな分野ですが、グループワークやペアワークを通して体感することで、
バラバラになっていた知識のピースがうまくくっついて、スコンと頭と身体に入ってくるのを
実感しました。

合計8時間に及ぶ講座は楽しくてあっという間で、知れば知るほど身体のことが面白くなり、
学べば学ぶほど点と点が結びつき、線になっていく過程が見えた充実の2日間となりました。
先生お勧めの「カラー図解・筋肉の本」(キックバックはありません:笑)は良さそうなので購入して、
今回のWSの内容を振り返って、もう一度学ぼうと思います。
そして、また大阪のスタジオでお会いできる日を楽しみにしています。

ヨガインストラクター
高木あつ子

内田先生ってどんな人?

ふんわりと優しげな風貌で、おそらく周波数のバランスが良いであろう先生の声は
耳に心地良く、参加者の緊張感を和ませてくれますが、ここぞ!という伝えたいポイントは
強く、熱く語り、参加者一人一人の学習意欲に火をつけてくれます。

高木さんにご参加いただいた講座はこちら
ヨガ解剖学講座基礎編 骨筋 内田かつのり 600-200バナー

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