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ハーディマン智子さんの場合(『アナトミック骨盤ヨガ指導者養成講座』卒業)

講座に参加された感想を教えてください!

ヨガインストラクターとして自分に足りないものがまだまだあった。

卒業したインストラクター養成クラスでは、他のジャンルのセラピストのたまご達と机を並べて、
解剖学の授業にはかなりの時間数をさいていた。
講義に耳を傾け、専門用語を暗記したり、骨模型で背骨を辿り、骨盤をのぞきこんだ。
人のカラダの見方を学ぶために、
整体を学ぶ生徒さんたちと一緒に講義を受け、骨や筋肉を触診したり
実際にペアストレッチを練習したりしてたくさん学んだ経験はある。
とても楽しく、興味をそそられる内容であったが、それをどう自分のヨガレッスンに生かすのか。
知識はあるのに使い方が全くわからないでいた。

はじめて内田先生にお会いしたのは骨と筋肉の基礎講座。
8時間もの講義は内容がもりだくさんであっという間に時間が経った。
私の頭の中にあった、もやもやした解剖学が、しっかりと使える知識として
整理され記憶されていくきっかけとなった講義であった。
この講義のあとは、ヨガのガイドブックやスポーツ解剖学の専門書を読んで理解ができるように。
他の先生のワークショップも理解度が深まった。
そして、それがどんどん自分のヨガの練習に生かされて、
自分の生徒さんにも的確にアドバイスできるようになってきた。

それからいくつか内田先生の講義を受けているうちに
ヨガレッスンも受けてみたいと思っていたところに
「アナトミック骨盤ヨガ」のイントロダクションクラスがタイミングよく開催された。
ある夏の暑い日。 33か34度の最高気温。スタジオについたらもう汗だくの私。
とても楽しみにしていたので、一番前にマットを敷き、ワクワクとレッスンの説明を聞く。
先生は、開口一番
「骨盤は開かないし閉じないし、歪まない。基本的に動かない。ちまたの噂にまどわされないように」って!!!!
目からうろこどころか、まだ私はこの時「骨盤は動かないし歪まない」って内田先生に何十回言われても
このあと数ヶ月は信じられないでいたほど、巷の情報に洗脳されていたのだ。
私だけでなく、同じクラスを受けていた他の方も信じがたくて、先生に食らいついて何度も質問している方も。
ひとりひとりの疑問に、解剖学的裏付けを元にした回答を丁寧に返答していただいて、
皆だんだんと骨盤に対するイメージを一新することができたのではないだろうか。

そしてアナ骨レッスンを実際に体験して、これまた目からうろこが2、3枚落ちた。
陰ヨガのようなゆっくりした動作、今までにない独特な身体の動かし方、
まるで整体のように深部へ効く感覚、一気に熱くなる骨盤に滴る汗と最後には極上のシャバアサナ。
終わった後は体も効いたが脳はもっとスッキリと清々しい。
すぐにTT を受けることを心に決めたのはいうまでもない。

4日間のアナ骨TTでは、2期生10名で行われ、関東だけでなく、大阪や岡山、九州から参加した方も。
みな勉強熱心、ベテランの指導者からまだ勉強中の人も。
それぞれ意見を出し合いながらなごやかに、しかしガッツリと体を動かして、
あっという間に一日一日が過ぎた。
じっくりとポーズと向き合いながら、グループに分かれてインストラクションを練習。
繰り返し、繰り返し検証しながら夢中になって、気がついたら帰りには足がガクガクするぐらいだった。

TTを受けている短期間で自分の体の弱点も見つかったし、
自分のヨガのポーズの安定感が格段にアップしていった。
4日目の朝、スタジオに向かう電車で席に座ると疲れているはずなのに自然と背中がすっと伸びて、
左右の座骨が座席に均等に着いている感じがとても気持ちのよいものであった。

自分でレッスンを開くようになって、気付いたことがある。
まず、アナ骨の練習を重ねるうちに自分自身のヨガのアーサナが変化し、
同時に体が変わってきた。
体幹が安定するようになり、つらかったアサナがすんなりとできるようになった。
2ヶ月が過ぎた頃 服はサイズダウンしたのに体重が増えはじめた。なぜ?と思い、
スポーツクラブにある、体脂肪や筋肉量を詳しく測る計測をしてみると、
わずか2ヶ月で脂肪量が減り筋肉量が増えていた。
ダンベルやマシーンを使ったトレーニングは全くなし、ヨガとアナ骨だけでしかも今の年齢で、
この効果は自分でも驚いた。

また、生徒さんにも変化が。
私のヨガクラスの生徒さんは、子供を持つ一般の主婦の方がほとんど。
そして結婚出産を経てもスポーツを長く続け、競技を愛する主婦も多いのだ。
ダンサー、ランナー、スイマー、フィットネスインストラクターなど。
なかでも、50代のSさんはこの3ヶ月くらい、アナ骨クラスに来てくださり、
体の変化を感じているそうだ。
エアロビクスインストラクターでもあり、私生活で長くマラソンを続けておられるスーパー主婦。
アナ骨をはじめてから、出場したマラソン競技会で、全てベストタイムを出し、
3回入賞を果たしたのだそう。
もちろんご本人の日頃の努力の成果であるが、アナ骨が背中を押していたことは確かだ。
最初にお会いしたときには伸びにくかった部分が、回を重ねるごとに柔軟になっていったことは、
私の目にも明らかだった。
スポーツを愛する人には、普段使い過ぎた部分を癒し、足りない部分を呼び覚ます、
といった具合だろうか。

また、他の生徒さんも、股関節の柔軟性が増した、ムクミが解消した、
生理痛が軽くなったなど、アナトミック骨盤ヨガの効果を感じている方が多い。

これからもヨガ解剖学の勉強をつづけながら
アナトミック骨盤ヨガをレッスンにも自分の練習にも取り入れ、
他の主婦アスリートの皆さんにも強くなっていく骨盤を味わっていただきたい。

内田かつのり先生ってどんな人?

先生のワークショップ、TTでは、実に現実的な専門知識の講義でありながら
内田流ヨガ的エッセンスがちりばめられている。
ポエムのような言葉選び、精神面へのアプローチ。哀愁、懐古。

いつも優しい雰囲気で、話し方もソフトなんですけれども、
熱のこもった講義はビリビリと「伝えたい」というオーラが放たれる。
講義中にも一人一人にボールを投げて返投を待ち、皆が理解できたかを確認しながら進む。
知識のインとアウトを繰り返しながら、「わかったつもり」で終わらせない。
グループワークで「しゃべる」「教え合う」「骨模型やカラダに触る」講義スタイルが、私のお気に入り。

内田先生のクラスで会う他のインストラクターとのふれあいもまた格別。
みな違った土地で活躍するヨガ仲間、解剖学のクラスを選んで遠くから足を運ぶ面々は
やはり皆知識や経験が豊富。
それぞれ根元には別のスポーツの趣味があったり
故障を抱えていたり、マニアックな筋肉ネタで意見が合致したり、
アドバイスしあったり、励まし合ったり、それがまたもっと勉強したい熱につながっていく。

それからレッスンですけれど
ゆっくり始まって、しらーーーっと強度が上がっていってがつーーん!励まされながらも
突き落とされる。
ついズルしようとすると先生は目を光らせ「それは代償行為といいまーす」
は、はい。たしかに。
これがどSレッスンといわれるゆえんですね。
おかげで私、腹筋かなり強くなりましたよ!

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