内田かつのり先生のアナトミック骨盤ヨガ指導者養成講座講座風景。2つのローランジの違いを解説する内田かつのり先生

効かないローランジはなぜやるの?

こんにちは!
ヨガジェネレーションのグッチです^^
「グッチのブログは嬉しいけど、長いから最後まで読んであげられないことあるよ(笑)」と内田先生に言われるや否や、今回も想いが溢れて長めのブログとなりまして…お付き合いいただければ幸いです(^-^;
今回はアナトミック骨盤ヨガ®(以下:アナ骨®)指導者養成講座の初日に潜入した時に聞いた、心に残った内田先生の名言をご紹介します。

本日の一言
効かないローランジはなぜやるの?

フィジカル(身体)に効かせるアナ骨®

内田かつのり先生がアジャストメントしている様子
「キツイけど確実に効く」でおなじみとなっているアナ骨®は、解剖学の視点からの理解と、アサナの意識すべきポイントを抑えることで成り立っています。指導者養成講座はその名の通り「指導者」となる為の学びの時間なので、ここに「リード力」が加わります。
生徒さんが誤解しないリードをすることはもちろんのこと、効果が出るように正しく導くこと、モチベーションを高く保つことも重要となってきます。
こうした複合的なノウハウを活かして、初めてアナ骨®の魅力を体感して頂けることになります。

「見た目は同じ、効果は別」がミソ

さかたのりこ先生と蒲生蘭子先生が向かい合ってローランジをしている様子
オハナスマイルレギュラークラスを担当しているのりこ先生と蘭子先生のデモンストレーションを見本にして「同じ姿勢に見えるけど、全然違うよ~」と内田先生。

「正しいとか間違っているという問題ではなくて、このクラスで僕が持っていきたい狙いとは違うよっていう意味ね。」
見た目は同じローランジでも” 身体の中で何が起きているか “で大きな違いがうまれます。
さかたのりこ先生のローランジ
さかたのりこ先生のローランジ
例えば、踏ん張っている脚に注目!(実際にやってみましょう☆)
外側に踏ん張ると腿(もも)の前側が張り、
内側に踏ん張ると腿の後ろ側が張るのがわかります。
見た目は同じでも効かせるポイントが違うのがわかるでしょうか?
アナ骨®は骨盤周りにしっかりとアプローチするため、こうした違いまで練りに練られたヨガメソッドなのです。

キツくて正解!運動不足解消の証

内田かつのり先生が全身模型の骨盤を指さして説明しているところ
アナ骨®のリード通りにローランジの姿勢を保つのは結構キツイことがあります。キープが長いというのもその原因の一つですが、一番の大きな原因は、普段使えていない筋肉を使っているからです。動かしにくい筋肉は骨盤周りにはたくさんあります。

肩と腰回りが相互関係があるのは知っていますか?結構遠いところからでも影響をもたらすことができる筋連結(きんれんけつ)という身体の不思議があります。身体は繋がっているんですね。(気になる方はテーマ別講座「肩・股関節の連動」へ)
解剖学の力を借ると、筋連結や間接的なアプローチによって、運動不足の筋肉をしっかりと動かすことが可能となります。まさにアナ骨®メソッドには、こうした解剖学マジックがたくさんちりばめられています。最初はキツくてあたり前。キツイということは、それだけ動かしたい筋肉がしっかり動かせている証拠です。
血行が良くなり、身体がポカポカしてくるのを感じてもらえるはずです。

でも、こんな疑問を頂くことがあります。
「キツいよりも心地よさが大事なのではないか?」

そこで、内田先生から一言。
「フィジカル(身体)に効かないローランジをやる理由があるなら考えてみようか?」

伝えたいのは「その狙いは何?」

TOP2
誤解がないように申し上げておくと、アナ骨®のアサナのポジションやリード、意識すべきポイントなど、すべて「これが正しい」ということではありません。ヨガクラスで大事にしているポイントはそれぞれあって当然です。あくまでも「アナ骨®の狙いはコレだ!」ということをお伝えしているにすぎません。

アナ骨®はフィジカルの側面から骨盤周りにアプローチをすることで、副交感神経が優位になり、リラックス状態を可能とします。フィジカルからメンタルへ働きかけるベクトルになっています。キツいということで肉体改造の筋トレのイメージを持たれがちですが、心への働きかけはたくさんあります。

  • 立ち向かう精神力
  • キツいことで雑念が吹っ飛ぶ集中力
  • 心の葛藤で自分と向き合う内観の深まり
  • 自分を許せる休む勇気
  • 激しい運動をした後のようなどっしりとした極上のリラックス状態

などなど。
体験したことのある僕が思いつく限りでもこれだけあります。
そして内田先生はの優しくも励ましのあるリードが生徒さんの背中を押します。

左端に緑の○の中に緑の服、白のストールをまいた内田かつのり先生が右手の人差し指をたてている「僕(内田先生)のリードが少し意地悪に聞こえるかもしれない。理不尽とさえ感じるかもしれない。でも、マットを降りた日常に戻った時、もっと理不尽なことがたくさんあるじゃないか。それを乗り越えてきた自分がいたじゃないか。自分の限界のもう少し先に出会う勇気を、マットの上で持ってみよう。そのチャレンジが、きっと毎日に繋がるから。」

自然と自信につながっていきます。
メンタルが弱っていると心にしみて泣けてきます(T . T)

効かないローランジはなぜやるの?

内田かつのり先生がちからの入っていないローランジをアジャストしているところ
先ほどの疑問に戻ってみます。
「キツいよりも心地よさが大事なのではないか?」
もちろん大事です。大事したクラスを否定などしていません。あって当然です。内田先生が伝えたいことは「その狙いはなんですか?」という一点です。

「フィジカル(身体)に効かないローランジをやる理由があるなら考えてみようか?ダラーンとしたローランジが楽な姿勢だとして、敢えてその姿勢をとる理由って何だろう?どんな意味があるんだろう?」

効かせるためのキツさではなく、キツくない心地よさを狙いとするなら「頑張らない」が正解でしょうか?ちょっと違う気がしますよね。「頑張りすぎないこと」だとしたら、「頑張るってどこまでだろう?」まで導けなれば正しく「頑張りすぎない」を感じられません。

「無理に効かせなくても・・・」という意見があって当然です。効かせないクラスがあって良いと思います。

ただ、心地よさの先にある何へと導きたいのか。
正しい、正しくないではなく「その狙いは何?」を考えてみて下さい。

アナ骨®は目的がはっきりしているからクラスの士気が上がる!

アナトミック骨盤ヨガワークショップの様子

  • 指導者が導きたいほうへと正しくクラスが進行しているか
  • 生徒さんが迷子になっていないか
  • 最近問題となっている指導者の意図しない動きをすることで怪我をしてしまわないか

アナ骨®はこうしたポイントを押さえながら、狙い通りのゴールを目指します。それぞれのゴール地点はバラバラでも、向かっているベクトルは同じ方向を向いています。

アナ骨®クラスでピークを向かえる頃には、汗を流しながら、自分を励ますような深く力強い呼吸がスタジオ内に響きます。生徒さんが自分で創りだす熱によってスタジオの窓ガラスは曇りはじめ、まるで手作りホットヨガ状態です。

キツい、でも効果抜群!
実現するために想いも仕組みもぎっしり詰まっています。
何事も体験から☆ぜひ遊びにいらしてくださいね!

最後に「筋肉ムキムキになってしまわないか?」ということを気にされる方が多いのですが、ご安心を♪解剖学に精通する内田先生曰くヨガではムキムキにはならずに締まった体型になるようですよ☆
(参考記事:痩せるorマッチョのジレンマを解剖学で解決!)
 
最後までお読みいただきありがとうございます^^
短く分かりやすいブログが書けるよう精進します!
 
内田かつのり先生のアナトミック骨盤ヨガ指導者養成講座。森の中で内田かつのり先生がプレーンのポーズをしている様子
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