大和田礼子先生のアナトミックワークアウトのクラスの様子

【 潜入! 】大和田礼子先生の「より効かせる!解剖学を活かした変形アサナ」

【 潜入! 】大和田礼子先生の「より効かせる!解剖学を活かした変形アサナ」

キレイな一直線のチャトランガ

大和田礼子先生のアナトミックワークアウトのクラスの様子。プランクのポーズ内田かつのり先生が長年続けてきたオハナスマイル駒沢大学店の水曜レギュラークラス。今は3名の先生に週替わりで担当して頂いています。その中の一人、第三水曜を担当しています大和田礼子先生の「アナトミック・ワークアウト」に潜入して参りました!
 
クラスに入ると優しい穏やかな声が響いていました。
ちょうど内田先生のアナトミック骨盤ヨガ®でもよく見かける”丁寧”なプランク~チャトランガの場面に遭遇!
「さすが・・」
と一人でぼそっと声がでてしました。なぜかというと皆さんが綺麗な一直線を保ち、手の指は5本しっかりと力を入れたプランクをされていたからです。もちろん、チャトランガはきちんと肘が90度に保たれておりました!
大和田礼子先生のアナトミックワークアウトのクラスの様子。プランクのポーズに片足だけ浮かせる
肘が外に開いてしまったり、肘が鋭角に曲がっていたり、してしまいがちなチャトランガですが、内田先生の講座ではブロックを肘の近くに置いて倒れないようにするワークがあるほど、チャトランガのアライメントはこだわって伝えています。
 
礼子先生のクラスには、しっかりと内田先生ソウルが受け継がれているのでした。

手の位置、足の向き、意識すべきポイントを丁寧に伝える

大和田礼子先生のアナトミックワークアウトのクラスの様子。生徒さんをアジャストしている様子
続いて見つけた内田ソウルは「1ミリまでこだわる」こと。

一つのリードを正しく言葉にできたとしても、一人一人若干違いはでるものです。普段の癖、経験、その日のコンディションで個人差がうまれます。

心地よければそのままでもよい、という考えもあるでしょう。しかしここは解剖学を活かしたヨガクラス。効果減のただキツイだけのヨガクラスになってしまうもったいないことには避けたいところ・・・・
 
ですから、礼子先生が今日確実に効かせて効果を感じてほしい目的に向かって、的確に狙い通りのアライメントに導きます。そう、「1ミリまでこだわる」の部分です。
大和田礼子先生のアナトミックワークアウトのクラスの様子。アップドックのポーズ
個人差に配慮しながら、「踵(かかと)、あとちょっとだけ後ろ」「手の位置ほんのちょっと外側へ」など、時にアジャストメントを交えながら、細かく丁寧に生徒さんを導きます。

少しの意識で大きな変化が表れます。それはやはり解剖学に基づいて、働く筋肉自体がかわることや、からだの使い方まで考えながらリードしているからです。

ヨガ解剖学でバリエーション豊かに!

皆さんは戦士のポーズ1番の後ろ足は、どのようにしていますか?少しだけ外側に開くのが一般的だと思います。今回、礼子先生は敢えての「後ろ足を前向き」そして「踵をマットにつけた」戦士のポーズ1番の変形をやってみよう、とのこと。みなさんもぜひ実際にやってみてください。後ろの足のテンションがかかる部分が変化するのを感じられるはずです。
 
私も実際にやってみました!
一般的な後ろ足を外に開くアライメントだと、腿(モモ)から鼠径部(そけいぶ)にかけて内側にストレッチが入る感じがします。前足の膝を90度まで曲げて、腰位置を下までぐっとさげることができます。

比べて、今回礼子先生がリードする足の向きを前に揃えて踵をつけると、ハムストリングからふくらはぎにかけて、脚の後ろ側が伸びる感じに変化しました。

踵をつけることを優先するので、身体が硬い人は腰位置が高いままでOK。ブロックを使ってまっすぐな背骨をキープします。いける人は上体を起こして戦士のポーズまでチャレンジしました。

〔 エッセンスその1 〕つま先アップ!

大和田礼子先生のアナトミックワークアウトのクラスの様子。生徒さんのつま先が少し浮いている様子もうこれ以上はのびないかな~というところで、礼子先生からのキツイプレゼント♪
「踵をつけたまま、つま先アップ!がんばれ~!」
思わず笑いが起きるほどの「無理だ~」感がクラスを包みましたが、意外と皆さんのつま先はマットから離れていくのでした!

踵をつけたままつま先を上げることは、脛(すね)側の筋肉を使うということです。脛側の筋肉を使うことは、ふくらはぎ(腓服筋(ひふくきん)、ヒラメ筋)によりストレッチがはいります。このように説明すると当たり前のように聞こえるかもしれませんんが、これは相反抑制(そうはんよくせい)という筋肉の不思議を意図的に狙ったバリエーションなのです!解剖学を活かすとはまさにこのこと!すごいです~!(詳細は後程!)

〔 エッセンスその2 〕踵をアップ!

大和田礼子先生のアナトミックワークアウトのクラスの様子。生徒さんの踵が少し浮いている様子続いて、戦士のポーズから後ろ足の踵を上げて、ローランジへ。そこでまたまた礼子先生からのキツイプレゼント♪
「前の足の踵をアップ~!」の一言。
そしてそのままハイランジへ・・・・
これもぜひやってみてください。確実にふくらはぎを使うことを意識しておこなうことができます。
 
狙いは、「戦士のポーズ1番の『つま先アップ』で弛緩させたふくらはぎを、今度はアクティブにさせることで、柔軟と筋力どちらもバランスよく使ってほしかったから」と礼子先生はおっしゃっていました。
 

まとめ

大和田礼子先生のアナトミックワークアウトのクラスの様子。生徒さんの踵が少し浮いている様子個人的な感想は「どこの筋肉を使っているか意識に無かったこと」がわかったことです。つま先アップ、踵アップのリードがあったからこそ脛、ふくらはぎが意図的に使用することができました。

ただただ戦士のポーズ1番、ローラーンジ、ハイランジをしているだけだと、疲れてプルプルしてくることはたしかなのですが、どこが使われているのかさっぱりでした。それはつまり、見た目が同じでも体の中でおきていることがみんなバラバラなのではないかという気づきにつながりました。
 
解剖学の叡智を借りて、ヨガのクラスに活かす知識を身につければ、クラスみんなで同じ目的に向かってチャレンジすることができること、そしてバリエーションの幅を広げられるのだなと感じました!

皆さんもぜひ、水曜日のオハナスマイル駒沢大学店へ遊びに来てくださいね!「こうやって解剖学を活かすんだ☆」というお手本を体験することができますよ!

今回の解剖学の豆知識
相反抑制(そうはんよくせい)
働いている(収縮している)筋肉と反対側の筋肉(拮抗筋)が緩むように脳から指令がでる身体の仕組みの一つ。「ハムストリングを伸ばしなさい」という命令がでるわけではなく、その「拮抗筋よ縮みなさい」という命令がでている。
参考記事「キツい!のに柔軟性にも効くのはなんで?」前編

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